--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2007

10.19

川 ゚ -゚)エスパークーのようです 14

4 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:11:00.47 ID: 6JP13leB0

エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介

川 ゚ -゚) 新人。物を呼び寄せる超能力

(,,゚Д゚) 先輩。超脚力の超能力

(*-ー-) 身体が不自由。人の内面の色を視る

川д川 オカ女。空間を構築、接続する能力

( ・∀・)プロジェクト補佐。テレパシー能力

从 ゚∀从 プロジェクト書記長。なんでも半分こにする

从'ー'从 アイドル。嫌でも人目を惹いてしまう

('A`) クーの幼馴染。ダイプロでアルバイト中

(´・_ゝ・`) ダイプロ一般職員。犬になった人




5 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:13:17.22 ID: 6JP13leB0

―○月×日 曇り

今日は生憎の曇り空でどんより

オレもどんより、でもドンウォーリー

朝起きて、学校に行く

数学の課題を忘れて先生に怒られた

ハゲのくせに

黒板を書き写す前に消されて、すこしムカついた

ハゲのくせに

弁当忘れたので購買部にパンを買いに行く

いつものおばちゃんは休みだった

焼きそばパンうめぇ

午後の授業も眠かった



おわり




7 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:15:06.41 ID: 6JP13leB0


('A`)「あー」

('A`)「マンドクセェ」

('A`)「やっぱ向いてねーよな」

('A`)「日記なんて」


向いてない日記を何故書くのか

何も好きでやってるわけじゃない

ちょっとワケありなのだ




10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:16:51.43 ID: 6JP13leB0



川 ゚ -゚)エスパークーのようです

    -第十四話:ドクオ奮闘記-




11 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:18:57.54 ID: 6JP13leB0

【08:00】

起床

眠い、眠すぎる

目覚まし代わりの携帯を手元に寄せて時間を見る

もう8時かよ

欝だ

顔を洗って、服を着替える

歯は夜しか磨かない

和食派のウチだが、朝は食べない

メンドイから

カーチャンが作った弁当を持って登校




13 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:21:28.43 ID: 6JP13leB0

【08:20】

登校

ぼんやりと脳内で正体不明の敵と戦いながら歩く

こうやると朝の通学路も苦痛じゃない

おすすめ

敵にトドメを刺す瞬間、今まで仲間だと思っていたヤツに裏切られる

しかもヒロイン

そんな馬鹿な

テラツヨス

倒さなきゃ世界に平和は訪れない、でもヒロインだし……

葛藤する心

義理と人情の板ばさみ


なんてやっている間に学校

マジおすすめ




16 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:23:58.00 ID: 6JP13leB0

【09:00】

授業

ダルイ

なんでオレはこんな所にいるんだろう、という気さえしてくる

オレが存在しているということは、オレがそれを認識しているということだ

そして周りもそれを認識している

じゃあ、オレが認識することをやめたら?




17 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:25:22.19 ID: 6JP13leB0


('A`)(お、体育か)

('A`)(ありゃ、一年だな)


周りが認識することをやめたら?


('A`)(…)

('A`)(なんでスパッツなんだろうな……)


オレは消えるのか?


('A`)(ブルマ……)


否、自分の存在を否定するなんて不可能だ


('A`)(ブルマ……)



なんてやってる間に授業終了





20 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:27:18.17 ID: 6JP13leB0

【12:00】

昼休み

弁当食べて寝る

ご飯が寄っていると一日が憂鬱になる

今日は……寄ってるし

でも旨い

しなびたコロッケが旨い

と思ったら、これ晩飯の残りじゃねーか

あ、この煮物もだ

まぁいいけど

とりあえず、ごちそうさまでした




23 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:32:08.71 ID: 6JP13leB0

飯が食い終わってからは、基本寝る

たまに本を読んだりもするけど

しかし、さっきから流れているこの音楽はどうにかならないのか

気取って洋楽なんか流してんじゃねーよ

手前ら、歌詞の意味分かってんのかよ

悪態をつきつつ、耳にiPodのイヤホンをON


―びーとぎゃーざびーとぎゃーざ♪―

―ズチャ♪ズチャ♪ズチャズチャ♪―


('A`)「…癒される」

(-A-)「おやすみなさい」




25 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:34:52.25 ID: 6JP13leB0


――
―――


「――くん」

「―クオくん」

('A`) !

('A`)「ほぁっつ?」

川 ゚ -゚)「ようやく起きたな、もう昼休みは終わりだ」

('A`)「あー」

('A`)「…」

(;'A`)「すいません。次、移動教室でしたっけ?」

川 ゚ -゚)「あぁ、もうみんな移動したぞ」

('A`)「(…酷すぎる)」




26 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:36:20.03 ID: 6JP13leB0

('A`)「ありがとうございます」

川 ゚ -゚)「ん? いや、いいんだ」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「それじゃあ、遅れるなよ」

ガラッ


('A`)「…」




27 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:38:12.58 ID: 6JP13leB0

同じクラスの素直クールさん

クールビューティって言葉がぴったりの彼女

今まではあんまり話したことがなく(というか話した覚えがない)

オレなんかとは、一生関わり合いがない人だと思っていたが

なんとびっくり、オレのバイト先で働いていた

そのお陰か、今では少し話をしたりもする

敬語はよしてくれと言われたが、そういうわけにもいかず現状維持

あぁ、そういえば移動教室だっけ


歩くのマンドクセェ




30 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:40:49.73 ID: 6JP13leB0

【15:30】

授業終了

部活には入っていないので

荷物をまとめて校舎をでる

家とは逆方向の駅へと向かい、切符を買って電車に乗る

途中でローカル線に乗り換える

目的地に直接止まるのはこの電車だけなのだ、しかも各駅停車しか止まらない

到着

降りる人間はオレともう一人

ここら辺は何もないので、付近の住民だろう

改札を出てから通りを挟んで、向こう側

大日本エスパープロジェクト、略してダイプロ

オレのアルバイト先がそこにある


一日の本番はこれからだ




32 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:43:10.69 ID: 6JP13leB0

【16:00】

外観は小さな総合病院のような感じだ

白が映える作りをしており、清潔感を感じさせる



如何せん名前が名前なのと、働いている人間が少ないために人気(ひとけ)がないせいで

周辺の住民からはカルト宗教の集団だとか言われている、らしい

一般公表すればいいのに

とも思うが、堂々と看板を構えてるくせにエスパーの存在は秘密らしい

主任の“方針”だと聞いたが、どういう意図があるのかオレには分からない

一アルバイトには関係のないことなんでしょうね


考えてもどうしようもないので、さっさと中に入ることにする



33 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:45:41.93 ID: 6JP13leB0

【16:15】

(´・_ゝ・`)「やあ、ドクオくん」

('A`)「あ、デミタスさん。お疲れ様です」


事務室に行くと、数人が作業していた

声をかけてくれたのは、盛岡デミタスさん

ここの一般職員で、気弱だけど優しい人だ

最初に仕事の説明をしてもらって以来、オレの教育係みたいな立場にいる


(´・_ゝ・`)「今日はもう何もないよ」

('A`)「え、そうなんすか」

(´・_ゝ・`)「うん」




34 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:46:56.90 ID: 6JP13leB0

そう言いつつも、手は絶えずキーボードを叩いている

何もないというのは、オレのやることが何もないということ

仕事といっても、オレのしてることは雑用だけだ

直接仕事を手伝ったりはしない

あるとしたら、苦情、不審者の対応ぐらいだ


(´・_ゝ・`)「うん、だからもういいよ」


もういいよ、というのは「帰っていいよ」という意味ではない

「ここはもういいから、行っておいで」という意味だ


('A`)「はい、それじゃあ失礼します」

(´・_ゝ・`)「いってらー」


ひらひらと手を振るデミタスさん

最近、入院したとかでしばらく休んでいたけど、今ではすっかり元気だ




37 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:49:13.64 ID: 6JP13leB0

事務室を出て、通路をまっすぐ行くとすぐに扉がある

扉には『関係者以外立ち入り禁止』の文字

ここからはエスパー以外入れない

というより入ることができない


('A`)「でも大丈夫」


テッテカテー

('A`)ノ゚「貞ちゃんバッチー」

('A`)「これを付けてる者は自由に入れるのさ」

('A`)「…」

('A`)「……しかしこの赤黒いのは」

('A`)「これは錆だよな…?」




41 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:51:36.58 ID: 6JP13leB0


扉を開けて先に進む

目指すは通路の一画にある大きな部屋

とある女性との待ち合わせ


さて、日課の始まりだ



45 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:54:22.24 ID: 6JP13leB0

【18:00】


ギシギシ

「いいわ、そのまま……あっ」


ギシギシ

「もう…無理……っす」


ギシギシ

「んっ……もうちょっと…頑張って」


ギシギシ

「もう…限界……」




48 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:57:12.21 ID: 6JP13leB0

ドサッ

(;'A`)「あーもう駄目、限界、死ぬー」

(*-ー-)「もう? まだ腹筋50回目じゃない」

('A`;)「もう5セット目なんですけど」

(*-ー-)「だらしないわねー」

('A`;)「くつろぎMAXのしぃさんに言われたくないっす」

(*-ー-)「だって私は別にトレーニングするわけじゃないから……んっ」

(*-ー-)「トレーニングルームのいいとこは、マッサージ機器も充実してるとこね……あぅー」

('A`)「はぁ…」

(*-ー-)「こらこら、休んじゃ駄目よ」

(*-ー-)「健全な精神は健全な肉体に宿る」

(*-ー-)「そういうワケで次は腕立て伏せ100回、やってみましょう」

(*-ー-)「…あんっ」

('A`)「(…気が逸れるから止めて欲しい)」




49 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:58:26.11 ID: 6JP13leB0

ダイプロのアルバイトたる者

精強な肉体、強靭な精神力が必要である

アルバイトの初日に言われた言葉だ

しぃさん監督の下、理不尽とも言えるトレーニングが続く

しかしそれも必要なこと、らしい

なんでこんなことを、と思っていたが

こんな風に秘密の機関で働くことが夢だったオレは、黙って従うことにした

一般職員のみんなもこれを乗り越えてきてるとか

毎日アルバイトに来ているが、雑用が終わると中日の水曜は除いてほぼトレーニングだ

最近、筋肉痛が酷い




51 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 20:59:37.39 ID: 6JP13leB0

(;'A`)「もう……駄目っす」

(*-ー-)「はい、おつかれさま」

(;'A`)「ぐはっ」

(;'A`) ヒィーヒィーフー

(*-ー-)「(大分疲れてるわね、でも頑張ってもらわないと)」

(*-ー-)「(また“あんなこと”にならないように、強くなってもらわないとね)」

(*-ー-)「あ、そうだ」

('A`)「…へい?」




56 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:02:32.55 ID: 6JP13leB0

(*-ー-)「今週末ヒマ?」

('A`)「…はぁ」

(*-ー-)「そう、良かった」

(*-ー-)「じゃあ、土曜に私の部屋まで来て」

(*-ー-)「時間はお昼過ぎぐらいでいいわ」

('A`)「…」

(;'A`)「…!!」

(*-ー-)「勘違いしないでね、カウンセリングするだけだから」

('A`)「…」

(*-ー-)「というわけで今日はここまで、以上解散!」

('A`)「はぁ」





57 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:03:45.96 ID: 6JP13leB0

そんな訳で土曜にしぃさんの部屋を訪れることになった

まぁ、どうせ何もないんだろうけど

少しぐらいは期待してもいいじゃない

しぃさんには、感謝している

出会いは最悪だったが、アルバイトを紹介してくれたのは彼女だ

エスパーではないけれど、エスパーのサポートに回ることはできる

そう言われた

実際、サポートをしている実感はないけど

そのためにも、早くトレーニングを終えて、ちゃんとした仕事の手伝いがしたいと思っている

最近のオレは燃えていた


萌えではなく燃えである





59 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:05:41.13 ID: 6JP13leB0

―土曜日、ダイプロCルーム


(*-ー-)「いらっしゃい」

('A`)「どうも」

(*-ー-)「…」

('A`)「…」

(*-ー-)「はい、ぼーっとしてないで、そこの椅子に座って」

('A`)「は、はい」

('A`)「…」

(*-ー-)「緊張してるの? 顔“色”が優れないわ」

('A`)「いや、そんなわけも…あります」

(*-ー-)「そう」




61 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:07:24.08 ID: 6JP13leB0

(*-ー-)「ん~」

キコキコキコ


(*-ー-) ン~ット ア、アッタ


キコキコキコ

(*-ー-)「はい、これ」

('A`)「…なんですかこれ?」

(*-ー-)「ハイン特製おしゃぶり『聖母の抱擁』」

(*-ー-)「つけるとまるで、母親に抱かれた子供の様に心が穏やかになるらしいわ」

(*-ー-)「ハインからもらったんだけど、使う機会がなくてね」

(*-ー-)「せっかくだし、試してみたらどう?」

('A`)「(…なんでこんな物もらったんだ?)」





63 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:08:24.32 ID: 6JP13leB0

('A`)「いや、大丈夫です」

('A`)「というか、さすがにおしゃぶりは…」

(*-ー-)「まぁまぁ、そう言わずに」

('A`)「いやいや」

(*-ー-)「いやいやいやw」

('A`)「いやいやいやいやw」


(*-ー-)「…私の言うことが聞けないの?」



('A`)




65 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:11:04.15 ID: 6JP13leB0

('◎`)「…」

(*-ー-)「うん、いい感じだね」

('◎`)「…」

(*-ー-)「じゃあ、しよっか(カウンセリング的な意味で)」

('◎`)「…」

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「(こんなところ誰かに見られたら、変な噂になるわね)」



д川


∑(-ー-*)「!?」




(*-ー-)「気のせいか…」





70 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:12:30.40 ID: 6JP13leB0

('◎`)「はのぅ…いちゅまでこうしてれば、いいんでちゅか?」

(*-ー-)「あぁ、ごめんごめん」

(*-ー-)「それじゃあ、目を閉じて…」

(-◎-)「…」

(*-ー-)「そう、そのまま」

(*゚ー゚) スゥ

(*゚ー゚)「…」

(*゚ー゚)「(大分、安定してきたみたいね)」

(*゚ー゚)「(色が鮮やかに、それでいて深みを増してきてる)」

(*゚ー゚)「(この調子だと能力(ちから)と共存できるかもしれない)」

(*゚ー゚)「(しばらくしたら、コントロールの訓練に移ろうかしら)」

(*゚ー゚)「…」

(*゚ー゚)「……ゴメンネ」

(-◎-)「ほぁい?」

(*゚ー゚)「ううん、なんでもないの」



71 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:13:53.95 ID: 6JP13leB0

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「もう目を開けてもいいわよ」

('◎`)「…」

('◎`)「これ、取ってもらっていいでちゅか?」

(*-ー-)「そう? リラックスできていいと思うけど」

('◎`)「……お願いちまちゅ」

(*-ー-)「分かったから、そんな悲しい“色”しないで」


('A`)「ぷはっ」

('A`)「…」

('A`)「『聖母の抱擁』…」

('A`)「自分で取ることができない辺りが恐ろしい…」

(*-ー-)「あ、そうなんだ」

('A`)「(…知らなかったのかよ)」




73 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:16:40.32 ID: 6JP13leB0

(*-ー-)「そうだ、ドクオくん」

('A`)「はい?」

(*-ー-)「え~っと」

(*-ー-)「はい、プレゼント♪」

('A`)「……なんすか、これ」

(*-ー-)「日記、よ」

('A`)「日記って……え?」

(*-ー-)「些細なことでいいわ、何でもいいから書いてみて」

(*-ー-)「次のカウンセリングのときに持ってきてもらうわ」

('A`)「マジっすか」

(*-ー-)「マジっす」

('A`)「…」

(*-ー-)「みんなが通った道よ、頑張って」

('A`)「(…そう言えば何でも通用すると思ってるだろ)」

('A`)「…うっす」 ←でも逆らえない人




77 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:19:29.94 ID: 6JP13leB0


ピンポンパンポーン

ドクオ臨時事務官、ドクオ臨時事務官

モララー補佐がお呼びです
至急、モララールームまでお越しください
繰り返します――


('A`)「お」

(*-ー-)「だって」

('A`)「はい」

('A`)「それじゃあ、オレはこれで」

(*-ー-)「うん。日記、楽しみにしてるわ」

('A`)「…期待しないでください」

(*-ー-)「さぁね。さ、早く行かないと」




79 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:21:43.39 ID: 6JP13leB0


('A`)「はい、それじゃ」

(*-ー-)「はい、バイバイ」


ガチャ



(*-ー-)「…」

(*-ー-)「モララー補佐がドクオくんに何の用かしら?」




80 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:22:52.37 ID: 6JP13leB0



―ダイプロ第一通路


('A`)「日記かぁ…」

('A`)「…」

('A`)「だり…」

('A`)「…」

('A`)「しかし、何の用だろ?」

('A`)「…行きゃ分かるか」

('A`)「…」

('A`)「…!」


(,,゚Д゚)「…」




81 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:24:48.26 ID: 6JP13leB0

('A`)「…どうも」

(,,゚Д゚)「あぁ」

('A`)「…」

(,,゚Д゚)「…」

(;'A`)「…」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「補佐から呼ばれてんだろ? 早く行ったほうがいいじゃねーの?」

(;'A`)「は、はい」

('A`)「じゃあ、失礼します」


(,,゚Д゚)「…」


('A`)「…」




85 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:26:03.25 ID: 6JP13leB0


エスパーのギコさん

オレはこの人が苦手だ

なんつーか怖い

お調子者で軽い人だと皆は言うけど、オレにとっては畏敬の対象でしかない

最初会ったときはそうでもなかったんだけど

オレ、
何か怒らせることしたかな?


胸にしこりを感じながら、補佐の部屋へと急ぐことにした




88 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:27:12.84 ID: 6JP13leB0



―ダイプロモララールーム


コンコン

「すいません、ドクオです」

( ・∀・)「開いているよ」


ガチャ

('A`)「失礼します」

( ・∀・)「やあ、久しぶりだね」

('A`)「はい」

('A`)「…」

( ・∀・)「貞子から、キミがこちらに来てると聞いてな」

('A`)「はぁ」




91 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:29:40.90 ID: 6JP13leB0

( ・∀・)「まぁ、取って食おうってわけじゃない」

( ・∀・)「ちょっと聞きたいことがあるんだ」

('A`)「…」

( ・∀・)「あ、座っていいよ」

('A`)「…」

( ・∀・)「単刀直入に聞こう」

('A`)「…」



( ・∀・)「キミは『逆てるてる坊主』くんか?」





('A`)「…」

('A`)「は?」



93 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:31:29.06 ID: 6JP13leB0

( ・∀・)「ペンネーム『逆てるてる坊主』くんか、と聞いている」

('A`)「――!!!」

('A`)「……どうして、それを…」

( ・∀・)「やはりそうか」

( ・∀・)「地域と内容、それにキミが“信者”の一員だという噂を聞いてね」

('A`)「…っく」

('A`)「まさか、あなたも?」

( ・∀・)「フッ……あぁ、信者だよ」

( ・∀・)「ペンネーム『ナベタソハァハァ』とは私のことだ」

('A`)「!!!」

('A`)「あなたが“あの”『ナベタソハァハァ』!?」

('A`)「独創的なセンス、脈絡のない文章、そして圧倒的なまでの愛情」

('A`)「あなたが伝説のハガキ職人『ナベタソハァハァ』…!!」

( ・∀・)「噂が一人歩きしたまでだよ」




94 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:33:31.69 ID: 6JP13leB0

( ・∀・)「そういうキミこそ、新人の中ではずば抜けている」

( ・∀・)「実は縦読みというラジオではよく分からない行為、自分のオナネタを披露する羞恥心のなさ、そしてやはり愛に満ちている」

( ・∀・)「昨日の夜は熱かったな、『逆さてるてる坊主』」

('A`)「えぇ、コンサートチケットの先行予約でしたからね」

('A`)「自分の携帯、親の携帯、実家の電話、全て動員しましたよ」

( ・∀・)「フッ……私なんてダイプロの通信回線を全てそれに回したぞ」

('A`)「…!!」

('A`)「さすが、モララー補佐、いや『ナベタソハァハァ』」

( ・∀・)「ちなみに今までの放送は全て録音してある」

( ・∀・)「昨日の熱いバトル……聴くかい?」

('A`)「フッ……もちろん」




97 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:34:49.54 ID: 6JP13leB0

『はーい、みんなこんばわー』

『金曜の夜、みんな何をしてるかなー?』

『私はもう眠いよ~』


コレガ ゲンテイハッピダ
ホウホウ
ソシテ メガホン
イヤ ナカナカ


『今日はコンサート先行予約があるからね』

『みんな寝ちゃだめだよ~』

『それじゃあ』

『ナベ☆ラジ!! 始まるよー!!』


キテミルカ?
イインデスカ?
アァ ナカマダカラナ
ワーイ



98 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:36:54.94 ID: 6JP13leB0

ジャア ウワギヲヌイデクレ
ハイ
ン? サイズガ チイサイカ?
チョット キュウクツデス
ホラ カシテミロ




ガチャ

从 ゚∀从「失礼しまーす」

从 ゚∀从「ダーリン、3時のおやつですよー(はぁと)」




('A`(   )



('A`(∀・ )





102 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:38:13.44 ID: 6JP13leB0


从 ゚∀从「…」



『さて、次のお葉書は……』

『VIPのナベタソハァハァさん! えぇっと、新曲凄く良かったです。コンサートも凄く楽しみです好きな下着メーカーを教えてください』

『いつもありがとう~、どこ下着を使ってるかはヒミツだけど、コンサート情報は番組最後になるからみんな起きててね~』

『じゃあ、次のお葉書……』





104 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:39:38.64 ID: 6JP13leB0

从 ∀从「…」

从 ∀从「…ドクオぉ」



('A`) (((・∀・ )ススス



从#゚∀从「人様のダーリンに手を出すとはいい度胸だ…」

从#゚∀从「その身体、“半分こ”にしてやんよ!!!」





ギャワ――――!!!

タスケテー
イヤ、ムリムリ
ナカマジャナイデスk…ウワー




111 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:42:10.54 ID: 6JP13leB0




(メ'A`)「…ぅぅ」

(メ'A`)「散々な目にあった」

(メ'A`)「生きてるのが不思議だ…」

('A`)「…」

('A`)「…日が沈むな」

('A`)「…」

('A`)「久々に、行ってみるか」




116 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:44:22.61 ID: 6JP13leB0


―ラウンジ山麓の“ヒミツの場所”

―土曜の夕方



―誰も来ないはずのそこに、今日は先客が一人いた




120 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:47:26.92 ID: 6JP13leB0


ノ(゚ ゚川 サァ…


(゚- ゚川 "

川 ゚ -゚)「…やぁ」

('A`)「…」

('A`)「ど、どうも」

('A`)「…素直さん、どうしてこんなとこに?」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「散歩してたら、たまたまいい休憩場所を見つけてな」

川 ゚ -゚)「そこの小屋で少し休んでただけさ」

('A`)「…そうですか」

川 ゚ -゚)「あぁ」

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「…」




123 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:49:08.98 ID: 6JP13leB0

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「最近、トレーニングしてるそうだな」

('A`)「あ、はい」

川 ゚ -゚)「キツイか?」

('A`)「割と」

川 ゚ -゚)「そうか」

('A`)「…」




126 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:50:39.73 ID: 6JP13leB0

川 ゚ -゚)「…私も鍛え直さないとな」

('A`)「鍛え直す、ですか?」

川 ゚ -゚)「あぁ」

川 ゚ -゚)「まだまだ私は弱い」

川 ゚ -゚)「…もっと強くなりたいんでな」

('A`)「…」

('A`)「そうっすか」

('A`)「頑張ってください」

川 ゚ -゚)「ん」

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「…」




129 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:53:09.01 ID: 6JP13leB0

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「…いい場所だな」

('A`)「は、はい」

('A`)「…」

('A`)「オレのとっておきです」

('A`)「昔はよく――」

川 ゚ -゚)「…」


―あ、れ?

―なんだ? 昔はよく…? なんだ?




132 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:55:47.24 ID: 6JP13leB0


('A`)「―遊んでました」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「そうか」


―違う

―何か違う

―大切な“何か”が、抜けている




134 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:56:53.44 ID: 6JP13leB0


('A`)「…」

川 ゚ -゚)「…」

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「…」


―思い出せない

―いや

―“覚えがない”

―なのになんで、こんな“違和感”を感じるんだ




136 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 21:59:50.05 ID: 6JP13leB0

川 ゚ -゚)「さて、と」

川 ゚ -゚)「私は帰るよ」

('A`)「あ、……はい」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「“またな”」

('A`)「はぁ…」

川 ゚ -゚)「…」

川 - -)「…」

川川 ) ザッ


('A`)「…」




138 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 22:01:23.50 ID: 6JP13leB0


―違和感の正体は分からない


―ただ

―少し寂しそうに去っていく素直さんの後ろ姿を見たとき

―何故か、胸が痛んだ



141 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 22:03:55.07 ID: 6JP13leB0



―夜、ドクオの部屋


('A`)「…」

('A`)「日記、…書かないとな」

('A`)「…」

('A`)「…」

('A`)「あー、駄目だ」

('A`)「…」

('A`)「あ、そうだ。昨日のナベ☆ラジ、CDに落としてもらったんだった」

('A`)「…それ聞きながらやろ」




143 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 22:04:24.79 ID: 6JP13leB0


ウィーン
ピッ


『はーい、みんなこんばわー』

『金曜の夜、みんな何をしてるかなー?』

『私はもう眠いよ~』




146 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 22:05:33.79 ID: 6JP13leB0

―○月△日 晴れ

今日から日記をつけることになった


初日から色々あった

天気は快晴、お出かけ日和

昼過ぎからダイプロに行く

しぃさんの部屋に行って、信じれないところで同志と会った

ハッピいいなぁ

死にかけたけど

あと久々にラウンジ山の方へ行った

素直さんがいて驚く、少しだけ話したけどすぐに帰ってしまった

特に何を話したわけでもない

それなのに、このもやもやは何だろう

分からない

けど――




148 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 22:08:53.67 ID: 6JP13leB0


『―はい、逆さてるてる坊主さんありがとう!』

『さてリクエストだね~、えぇと…』

『Crystal Kay の こんなに近くで… だよ!』



けど

これはきっと大切なことだと思う



第十四話了







155 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/19(金) 22:13:07.87 ID: 6JP13leB0

十四話はここまです
こんなに近くで… 大好き
ttp://www.dailymotion.com/video/x17zif_crystal-kay-konna-ni-chikaku-de_music
十五話から新展開

のつもり
来週ぐらいになりそうです
それでは支援ありがとうございました


スポンサーサイト

川 ゚ -゚)エスパークーのようです
トラックバック(0)  コメント(1) 

Next |  Back

comments

モララーがなんという変態ぶり

-:2007/10/20(土) 03:49:27 | URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可
trackback
この記事のトラックバックURL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。