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    2007

10.31

( ´_ゝ`)兄者は高校生活をおくるようです 11

2 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:48:27.27 ID: 7vR1NlB40
( ^ω^)「今日も学校にきてないお」
  _
( ゚∀゚)「携帯に連絡してもでねーし」

( ^ω^)「心配だお…」
  _
( ゚∀゚)「ああ、心配だ。
     もし来るとしたらさ、制服はスカートでくるのかな」

(;^ω^)「心配どこ違うお!!」
 _
(#゚∀゚)「大事だろ!一番重要なとこだろ!!」

( ^ω^)「あっ、弟者だお。弟者ー!」

(´<_` )「ん?なんだ内藤」

( ^ω^)「兄者はあれからどうしてるお?連絡できないし」

(´<_` )「元気だよ」
 _
(;゚∀゚)「元気?元気ってなんだよ。
     元気なら学校こいよって言ってくれよ」

(´<_` )「そんなことできたら、もう来てるよ」

小ばかにしたように、弟者はジョルジュを一瞥する。
これ以上話すことがないと見ると、己の教室に戻っていった。




4 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:49:23.41 ID: 7vR1NlB40
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、おはよ~」

( ^ω^)「おっ、ツン。おはおー」

ξ;゚⊿゚)ξ「あー本当寒いわー、ストーブストーブ」

( ^ω^)「あとで雪だるまつくるお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「またあ~?昨日も作ったばっかりじゃないの」
  _
( ゚∀゚)「もうすぐ高3だってーのに、ブーンは相変わらずだな」

( ^ω^)「うるさいお。冬なんだから雪だるさんはつくらなきゃ駄目なんだお」

話題性など一時だ。
特に”いない人”のことなど、段々話題に上らなくなってくる。

そうして、居ない=非日常から、居ない=日常に変わるのは早い。



7 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:50:22.29 ID: 7vR1NlB40




空に花火が上がる。
薄く青い空に小さく煙が複数はじけた。

( ><)「記念すべき第0721回雪だるま大会を始めるんです!!!」

真っ白な校庭。
校舎よりにテントを貼り付ける。
その中には、学ランを着ている生徒と、ブレザーを着ている生徒がマイクを持っていた。

( ><)「司会進行役はワタクシビロードと!」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」

(*><)「がお送りするんです!!」

その中に、ブレザーを着た男子生徒がかけこむ。
どうやら彼らは知り合いらしい。

(;・∀・)「び、ビロード!何やってんだこんなとこで!?」




8 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:50:52.38 ID: 7vR1NlB40
(*><)「ボスに来いって言われたんです」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ」

( ><)「クーさんなんです!強いんです!」

(;・∀・)「あ、そう…」

( ><)「ちんぽっぽちゃんも、モララーくんも元気そうでよかったんです!」

( ・∀・)「ビロードこそ元気でやってたかい?」

( ><)「元気らしいです!」

(;・∀・)「そ、そう…」

雑談をしていたら外部から「早くしろ」と怒声が降った。
あわててビロードがマイクを握りなおす。




10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:51:46.12 ID: 7vR1NlB40
( ><)「ルールは簡単!」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
 _
(;゚∀゚)「チン語わかんねえwwwwwwwwwwwww」

( ^ω^)「えっ?ジョルジュちんこもわかんないのかお?」

ξ#゚⊿゚)ξ「下ネタ禁止!!」

(#)ω(;)「メソポタミア文明はシュール人!シュール人!!!」

lw´‐ _‐ノv 「…………米」





11 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:52:04.79 ID: 7vR1NlB40



从*゚∀从「ウヒャヒャヒャヒャヒャ!優勝はもらったあああああああ!!!」

( ><)「おおっとお!ハインリッヒさんが物凄い勢いで校庭の雪を吸い上げていきます!
      どうやって吸い上げてるんでしょうか!」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ」

(*><)「なるほど!そういうことだったんですか、納得なんです!」
 _
(;゚∀゚)「チン語わかんねえwwwwwwwwwwwww」

( ><)「あれ?校庭の雪がなくなっちゃったんです」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ」

( ><)「雪がないと、雪だるまは作れないので、0721杯は勝者なし!」

从;゚∀从「おい、まてよ!!オレの勝ちだろ!!」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ」

( ><)「ちんぽっぽちゃんのいう通りなんです!」

从#゚∀从「何いってんのかわかんねーよ!!!」

折角の雪が1欠片も残っていない。
この状況に生徒たちが校庭でわーわー叫ぶ。




12 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:52:30.07 ID: 7vR1NlB40
(*゚ー゚)「わわわわ~~」

( ^ω^)「しゃきっとはごたえー」

('A`)「しゃきっとーコぉ~~ン~~~」

(*゚ー゚)「わわわわ~~」

それを授業の最中に、窓の内側、教室から眺める者。

(´<_` )「(なにやってんだろ、3組)」

真っ白な校庭が、土色に戻ったのを見れば、誰しもが思うだろう。
そう、校庭では、雪だるま合戦は見事に姿を消し、合唱が始まっていた。

( ><)「合唱コンクール、1位に選ばれたのは2-3組の皆さんです!」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ」

( ><)「おめでとうございます!どうぞ一言コメントを!!」

('A`)「皆の応援があったからです。
    僕一人の力ではここまで走りとおせませんでした。みんな、ありがとう!!」

( ><)「みなさんおつかれさまなんです!!
      それではカメラを会場に戻すんです!」




15 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:54:20.75 ID: 7vR1NlB40












まずは怒声だ。
怒声の次にドアが開かれ、そしてまた怒声。

あまりの急な音に、兄者は思わず飛び上がった。




16 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:55:34.27 ID: 7vR1NlB40
(;´_ゝ`)「うおっ、な、何だ姉者」

∬#´_>`)「なんだじゃない!どういうこと?話は聞いたからね」

( ´_ゝ`)「何が?」

姉者は滑るように、コタツでパソコンをしている兄者のノートパソコンを閉じる。
乱暴に閉められて、兄者の指が挟まった。指先に衝撃が走る。

(;´_ゝ`)「あだだだだだ!何をするだーーッ!!」

∬ ´_>`)「自分の胸に手を当ててよーく考えてみなさい」

( ´_ゝ`)「胸に手を当てて」

∬ ´_>`)「うんうん、わかってると思うけど、私の胸を触ったって意味ないからね」

(*´_ゝ`)「いやあ、思い当たるふしがありませんなぁ」

∬ ´_>`)「その口、二度と喋れないように糸で縫いつけてやろうか」

唇がεの形になるほど思いっきり摘まむ。
身を引いて、姉者の手から外す。つままれていた部分が少し赤くなっていた。




18 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:57:02.80 ID: 7vR1NlB40
( ´_ゝ`)「そうは言っても、いつも真面目に生きてる兄者さんには怒られることなんて一つも」

∬#´_>`)「ええい!自分の生活を振り返ってみろ!」

( ´_ゝ`)「朝起きる→朝食→寝る→昼飯→2ch→おやつ→パソコン→夕食→2ch→ゲーム→寝る」

(*´_ゝ`)「見事なまでに健康な生活」

∬ ´_>`)「どんだけー」

やる気のない声をだして、閉め切った部屋のカーテンを開け、更に窓も開ける。
ひんやりとした空気が、ぬるくよどんだ部屋に流れ込む。

(;´_ゝ`)「何するんだ姉者!!早くしめてくれ!」

∬ ´_>`)「その根性がだめなんだ、私が叩きなおしてやる」

(;T_ゝT)「わー!いやー!へんたいー!!」

コタツの中に逃げ込む兄者を、ムリヤリ引っ張り出す。
暴れる兄者をずるずると階下へ引きずって、とうとう玄関までやってきた。




19 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 00:59:38.23 ID: 7vR1NlB40
(#´_ゝ`)「はなせ!!外にはでーなーいー!!」

∬#´_>`)「いい加減腹くくれやー!!!」

ドアにしがみつく兄者を、庭の雪の中に放り投げる。
寒さにガクガクと震えていたが、それ以上に、垣根の外に怯えていた。

∬ ´_>`)「?」

頭を抱えて地面に伏せる。なるべく小さく小さく。
兄者はちらりと外を見る。

J( 'ー`)し「こんにちは、流石さん」

∬ ´_>`)「ええ、こんにちは。今日も寒くってたまりませんね」

J( 'ー`)し「ふふ、まだまだお若いのに、それじゃあ」

買い物帰りの袋を提げ、近所の奥さんがこちらを向いて微笑んだ。
知った顔に、姉者は挨拶を交わす。それだけ終えて、彼女は通っていった。





21 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:03:38.26 ID: 7vR1NlB40
(;´_ゝ`)「だから…だからイヤだったんだ」

去っていくのを確認してから、兄者はぼそりと、小さくもらす。

∬ ´_>`)「どうしたの?」

(;´_ゝ`)「姉者には聞こえなかったのか!!」

彼には、兄者が何を言っているのかわからなかった。
ぽつり。とはじめられた言葉は、雪崩のように押し寄せる。

(  _ゝ )「この人が噂の兄者さんなのね本当は女の子なのに男だって言い張ってるって本当かしら
      しかも女の子が好きなんでしょうそういえばどうして引きこもりになったのかしらやっぱり精
      神を患ってらっしゃるから社会に適合できないんでしょうしかも弟さんと一緒に寝てるとか
      親御さんが可哀想で仕方がないわあなたも本当に大変ねこんな妹さんがいてああだから
      今外にだしていたのかしらこんな方が家にいたんじゃあなたたちも―――」

∬;´_>`)「兄者、もういい。もういいから」

雪の中に顔を埋め、兄者は妄想を連ねる。まったく声に抑揚がない。
誰もそんなこと言っていないし、思ってもいないだろうことなのに。




23 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:04:54.61 ID: 7vR1NlB40
姉者にとって、他人にとって、この妄想はただの妄想。
けれど兄者にとって、限りないほど、現実。
今、彼女が通り過ぎ、挨拶と姉者に微笑んだ。
それだけの行為が、嘲笑にしか見えなかった。

寒さと恐怖が相乗して、兄者の唇は青くなる。
このまま凍死してしまいたい。と言いたげにうずくまる兄者を、今度は家の中に引きずった。

∬ ´_>`)「兄者、聞いてるのか、兄者!」

数分前までの、無駄な元気はどこへ行った。
家の中に戻ってきたのに、相変わらず兄者は、死んだまま。
確かに、これは手に負えない。あの母者が何も言わないわけだ。

∬ ´_>`)「兄者!」

バシン。と音が、廊下に反響。
それほど強く叩かれて、兄者の頬に、じんわりと紅い跡がついた。

(;´_ゝ`)「う……」

叩かれた箇所を押さえ、兄者は姉者をビクりと見上げる。
たった数分のことなのに、姉者は諦めきった顔をした。




24 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:06:45.42 ID: 7vR1NlB40
「病院に連れて行った方が良い」

しかるべき場所で治療を受けて、必要があったら薬も処方してもらい。
行くとしたら精神科だろうか、少し迷ったがそれが良い。一番彼のためになる。

姉者の提案に誰もが頷いた。―――ただ一人を除いて。
夕食も終わり、あとは寝るだけになった弟者は
一人、姉者から聞かされて、乱暴にテーブルを叩いた。

(´<_` )「駄目だ。兄者を見捨てる気か」

∬ ´_>`)「このままほっとくわけ?その方が見捨てることになると思うけど」

(´<_` )「今の兄者を外に連れてくわけにはいかない」

∬ ´_>`)「それで?このままの生活を続けてあの子に未来があると思うの?」

(´<_`#)「だからと言って、兄者が壊れたらどうする!」

∬ ´_>`)「それをさせないために、病院に行くんでしょ。
      別に入院させるとか言ってるんじゃないの」

(´<_`#)「兄者が今どんな状態なのか見たんだろう!なら、わかるだろ!」

∬ ´_>`)「ああ、そうだね」

それなら―――。
姉者は唇を吊り上げる。




27 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:09:02.62 ID: 7vR1NlB40



(´<_`;)「…姉者は俺に何とかさせるのが目的だったのか」

小さく溜息をついて、本当の”兄”を思い浮かべる。
彼は自分のスタイルを築き上げて、誰に何を言われようがびくともしない強靭な精神。
打って変わって兄者はどうだ。

(´<_` )「子供の頃はなぁ…」

強くて頼りになる、自慢の兄だった。
けれど今思い起こせば、無理をしていたようにも思える。
”現在”というフィルターは過去にも侵食するようだ。

(´<_` )「……」

自然の摂理に従って生きることが、兄者の幸せのためだと思っていた。
そして、それは今でも変わりない。
家族もそう思っている。けれど。

この現状を救えるのは自分だけなのだ。
そう心に念じて、自分たちの部屋へ入った。




28 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:10:35.87 ID: 7vR1NlB40
兄者はいつもそこにいる。
コタツに入り、布団にくるまり、FMVの液晶に照らされて。

なのに今はいなかった。

ノートパソコンは床に逆さにひっくり返り、
持ち主が起こしてくれるのを健気に待っている。
その肝心の主は、ベッドの中で泣いていた。

(´<_` )「兄者?」

生まれながらに一緒と言って、心も通じるわけじゃない。
きっとそれが同じ卵だったら、少しは違っていたのだろうか。
もしも彼が男であったら、世界は違っていたのだろうか。




31 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:12:51.98 ID: 7vR1NlB40
彼女の名を呼び、体を揺する。潤んだ瞳が弟者を見上げた。
弟者が帰ってきたときには既に寝入っていた。
夕食時になっても起きないから放置していたのだ。あれからずっと、こうだったのか。

(´<_` )「兄者、話が――」

( う_ゝ`)「弟者?」

そっと触れた手をとって、兄者は弟者の言葉に、名前をかぶせる。
居なくて不安だったのだ。と、悲しむように、手を握る。

昔の兄者と比べてしまって、
あまりの変わりように、弟者は泣きそうになった。

( ´_ゝ`)「弟者…」

兄者はもう一度名前を呼ぶ。
「どうした」と心配の声色を深くした。




32 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:14:12.23 ID: 7vR1NlB40
( ´_ゝ`)「FMVたんが動かないんだ」

(´<_` )「は?」

思わず間抜けな声がでた。想定外の言葉が迎えたからだ。
聞き返す前に、兄者が我慢できずに叫んだので、どうやら聞き間違いではないらしい。

( ;_ゝ;)「昼からFMVたんが動かないんだよおおお!!!
       どうしてだっ!何があったんだっ!これが泣かずにいられるかああああああ!!!」

(´<_` )「おk兄者殴らせろ」

( ;_ゝ;)「弟者まで敵にまわるのか!この俺の悲しみを一体誰が感じてくれよう!」

(´<_` )「シリアスな展開が台無しで、俺も悲しいよ。兄者」

( T_ゝT)「絶対姉者だ!姉者の仕業だ!!!他に原因などあるはずがない!」

(´<_` )「うん、俺もそう思うよ。兄者」

( T_ゝT)「あの鬼が!!悪魔の申し子が!!!俺になんのうらみがあるというんだ!」

(´<_` )「とりあえず一発やらせろ」

弟者の服を伸びるほどに引っ張り続ける。
呆れた弟者が、邪魔だとばかりに吹っ飛ばした。
盛大に音を立て、兄者はベッドから転がり落ちる。




34 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:15:37.89 ID: 7vR1NlB40
(#T_ゝ`)「手加減くらいしてくれても良いと思うんだよね」

兄者は口を手で押さえた。どうも唇を切ったらしい。
そしらぬふりで、弟者が話を元に戻す。

(´<_` )「もっとこうオブラートに行こうとおもったけど、なんかもういいや。
      病院いくのと学校行くの、どっちか好きなほう選べ」

( ´_ゝ`)「どっちも嫌だ、と言ったら?」

(´<_` )「兄者に拒否権なんかないんだよ。どうでもいいから黙って選べ」

   〃〃∩   _, ,_
     ⊂⌒( ´_ゝ`) < ヤダヤダ!
       `ヽ_つ ⊂ノ       

(´<_`#)

床に寝転び駄々をこね、最終的に弟者に踏みつけられる。
ぐえっと短く声を吐き、兄者は涙目に飛び上がった。



36 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:16:43.31 ID: 7vR1NlB40
(;´_ゝ`)「バイオレンス!ドメスティックバイオレンス!暴力反対!」

(´<_`#)「だからどうした!」

(;´_ゝ`)「ぐえっ…ちょっ、マジそろそろ!」

(´<_`# )「そうやってふざけてて…姉者から聞いてるんだろう!」

(;´_ゝ`)「ん?何が?」

(´<_`# )「この…ままだと、病院に連れてかれるって」

( ´_ゝ`)「え?何?そうなの?」

(´<_`;)「聞いてないのかよ!」

はじめから弟者に任せる気でいたようだ。
姉者が無理だと悟ったことを、弟者ならできると、どうして思う。





37 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:17:14.68 ID: 7vR1NlB40
踏みつけていた兄者を蹴っ飛ばす。
長い溜息をついて、弟者は窓の外を見た。カーテンの隙間の奥。
乾燥した空気の中で空が黒く冴え渡り、白く積もった雪と星が、見つめあって輝いた。

( ´_ゝ`)「おーい、弟者。弟者クン。どうしたのだ、悩みでもあるのか?」

(´<_`;)「ああ、いや、なんでもない」

( ´_ゝ`)「なんでもないなら溜息なんかつくな。幸せが逃げるじゃないか」

飄々と言ってのける。
誰のせいで悩んでるのか、わかってるのか。
弟者は更に頭を抱えた。

(´<_` )「なあ、兄者。外にでようとか、たまにでいいから、思わんのか?」

カーテンを捲る。相変わらず暗い外が弟者を待っていた。
兄者の返事がなかったので、声が小さくて聞こえなかったのかと思ったが、
ガラス窓に反射して見えた兄者の目は、じっと弟者に向いていた。

( ´_ゝ`)「俺だって、思わないわけじゃ…」

ようやく絞り出された言葉は、途切れた。
反射した弟者の目と目があって、うつむく。




38 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:19:11.93 ID: 7vR1NlB40
(´<_` )「なあ、兄者」

そんな兄者から目を逸らし、弟者はまた空を見た。

(´<_` )「散歩に行こう」

( ´_ゝ`)「は?」

(´<_` )「だから、散歩に行こう!」

( ´_ゝ`)「何バカ言ってるんだ?」

(´<_` )「大丈夫、もう夜中だ。誰も外になんかでてない」

(;´_ゝ`)「そういうことを言ってるんじゃなくてだな」

突拍子のない言葉に兄者は顔をしかめる。
気にせず弟者は兄者の手を引いた。やはり、ぐい、と抵抗される。




39 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:19:31.01 ID: 7vR1NlB40
(´<_` )「公園、公園でいい。すぐそこの公園。
      さっき雪がふったばっかりだから、きっと綺麗なはずだ」

(#´_ゝ`)「俺は引きこもりだぞ!しかもこんな寒い日に出れるか!」

(´<_` )「ああ、そうだったな…ちゃんと着ないと寒いよな」

(#´_ゝ`)「そうじゃない!」

(´<_` )「ほら、これで完璧だ」

今年はまだ使ってない、兄者のコートを着せる。
帽子、手袋、マフラーも巻く。

(#´_ゝ`)「人の話きいてないだろ!」

(´<_` )「うん」

(;´_ゝ`)「おい!」

引っ張っても嫌がるので、弟者は彼女を抱き上げた。
「落ちる」と短く叫んで、兄者は弟者にしがみ付く。



41 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:20:48.10 ID: 7vR1NlB40
(;´_ゝ`)「やめろ!おろせ!」

(´<_` )「誰も、学校行けとか言ってるんじゃないんだ。
      たまには弟のわがままくらい聞いてくれよ」

(;´_ゝ`)「おまえはいつもわがままじゃないか!」

軽いテンポで階段を降りた。
母者に一言「出かける」と一方的に報告して
ブーツを履くのもそこそこに弟者は外に飛び出た。
雪で悪くなった足場ももろともしない。

(;´_ゝ`)「おい!危ないから!!走るなよ!転んだらどうする!」

(´<_` )「そうだな、雪まみれついでに雪合戦でもするか」

(;´_ゝ`)「お断りだ!」

街灯の仄かな明かりが転々と道を照らす。
照らされた先で雪が反射して、無音の世界に光を生んだ。




43 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:21:23.37 ID: 7vR1NlB40
ざくざくと、やわらかな雪を踏み潰す。
時折、雪に足を取られてよろめくたびに、兄者は腕に力を込めた。

(;´_ゝ`)「もういい!わかったから!降ろせ、自分で歩く!」

(´<_` )「駄目だ」

(;´_ゝ`)「はあ!?」

(´<_` )「兄者の靴を忘れてきた」

(;´_ゝ`)「ばっ…」

(´<_` )「近いから問題ない」

(#´_ゝ`)「問題ありまくりだ!」

そういえば足が冷えると思った。兄者はぼそりと呟いた。
吐く息が白く浮いて、空気に消える。
そういえばもう冬なんだよなぁ。
当たり前のことが脳裏に浮かんで、バカバカしくなって考えるのをやめた。




45 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:21:47.72 ID: 7vR1NlB40
(´<_` )「ついたぞ、兄者」

( ´_ゝ`)「見ればわかる」

(´<_` )「なんだ、随分機嫌が悪くないか?」

( ´_ゝ`)「寒い」

(´<_` )「そうか…。ときに、そろそろ腕が疲れてきたんだが」

( ´_ゝ`)「降ろしたら殺すぞ、責任とれ」

(´<_` )「承知」

大きな公園じゃない。住宅街の隅にあるような小さな公園だ。
街灯の下に、木でできたベンチが一つだけある。
ベンチの上にできた雪を、弟者は足で適当に払うと、その上にどかっと座った。
兄者は足が雪につかないように、体を小さくする。




47 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:22:46.40 ID: 7vR1NlB40
なんとなく来たいと思っただけだから、特にすることもなかった。
無言が無言を呼び、雪は無音を吸収する。
淡い橙の光だけが、世界に色を刻んでいる。
次第に兄者が小刻みに震え出した。

(´<_` )「かえろっか」

提案はきっかけにしかならなかった。

( ´_ゝ`)「あのさ…」

(´<_` )「ん?」

多分、怖かっただけだった。
自分を見る目が変化することが。
異質な目で見られることが。




48 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:23:02.51 ID: 7vR1NlB40
外の世界から遮断したのは、なによりも本当の自分。
携帯の電源がいれられなかったのは、罵倒よりも、侮蔑が怖かったから。

( ´_ゝ`)「…早く帰れ」

(´<_` )「そだな」

帰ったら、久しぶりに携帯を開けてみよう。
パソコンが使えないなら携帯を使えばいいのだ。
ついでに、ついでに―――。

( ´_ゝ`)「なんだ、何も心配することはないじゃないか。流石だよな、俺」

(´<_` )「?」

( ´_ゝ`)「独り言、独り言」

澄んだ空気に心もクリアになった気分になる。
たまには外に出るのも良い。




49 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:23:36.81 ID: 7vR1NlB40



















――たりらりらった♪



51 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:24:06.77 ID: 7vR1NlB40
  _
( ゚∀゚)「?」

電話が鳴った。でようと、取った瞬間に切れる。
間違い電話?番号を見たら、知った人間のものだった。
 _
(;゚∀゚)「あ、兄者!?」

かけなおそうとした瞬間、また電話が鳴る。
――たりらり♪
 _
(;゚∀゚)「あれ?また切れた?」

――たりら♪
――たり♪
――たりらり♪
――た♪
――たり♪

細かく、音が鳴ったりとまったりする。正直不気味だ。
1切りの嵐は10分間も続いて、ようやく静まった時には、今度はメールの着信音が鳴った。



53 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:26:00.05 ID: 7vR1NlB40
『それは予想外だった』
  _
( ゚∀゚)「ん?どゆことだ?」

首を捻る。
―――また、メールが来た。

『言えよ』
『今日はいかない』
『問題ない』
『明日もいかない』
『多分』
『見てない』


 _
(;゚∀゚)「お、おいおい!何通くるんだよ!!!」

理解しがたい一文の入ったメールが、短い間隔で送られてくる。
それは約1時間にもおよび続いていた。
ずっと内容を追い続けていたら、最後の最後でこうだった。

『貰ったメールを全部返信してみました』



55 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:26:57.72 ID: 7vR1NlB40
  _
( ゚∀゚)「しかも今頃かよ!!」

落ち着いたところで、ジョルジュは兄者に電話をかける。
1コール、2コール。3コール目でぶつっと切れた。
 _
(;゚∀゚)「ええええええ!?」

もう一度かけなおす。
おかけになった電話番号は
 _
(;゚∀゚)「現在電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため…なんだよ!」







―――ってなことが昨日あったんだけど。




56 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:27:23.71 ID: 7vR1NlB40
机に鞄を置きながら、ジョルジュはクラスメイトに話しかける。
うんうん、と彼らは頷いた。

(;^ω^)「ブーンのとこにも来たお…10くらいだけど」
 _
(;゚∀゚)「10か…。100は軽くあったぜ?メールボムかと」

ξ゚⊿゚)ξ「ってことは100は軽くメール送ってたってこと?」
  _
( ゚∀゚)「わりぃかよ、ダチを心配すんのは当たり前だろ」

川 ゚ -゚)「………」

( ^ω^)「おっ! おはようだお、クー。いつの間にいたんだお!」

川 ゚ -゚)「今」
  _
( ゚∀゚)「おいおい、そんな暗い顔してどうしたんだ?」

川 ゚ -゚)「………私は」

主語だけ言って、クーは鞄を机の横にかけた。
何も入っていなそうな、潰れたそれの中からペンケースだけを机の中にしまう。



58 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:29:16.85 ID: 7vR1NlB40
川 ゚ -゚)「沢山メールを送ったのに、返信が来ない」

川 ゚ -゚)「沢山手紙を送ったのに、返事がない」

川 ゚ -゚)「……何故だ?」

生真面目な顔を、ジョルジュに向けた。
こっちみるな、と言いたくなるほど真剣な目。

ξ゚⊿゚)ξ「メールにポエムを添えられても返信しようがないわ」

( ^ω^)「隠し撮りした写真を送ったら、ただのストーカーだお…」

川 ゚ -゚)「何故だ?私はただ、兄者に早く学校に来て欲しかっただけなのに…」
 _
(;゚∀゚)「ポエム?隠し撮り?」

ξ゚⊿゚)ξ『嗚呼 マイエンジェル あなたの背が見えないと私は生きていけない
      あなたの翼が私の心をくすぐるから 私は空になれるのだ
      早く 早く 私にその元気な姿を見せておくれ
      私はいつでも あなただけを見つめている
      私はいつでも あなただけを思っている
      私があなたを知らない時はない』

ツンは左手を胸にあてて、右腕を大きく開いてみせた。
まるで演劇。普通に聞けば可笑しな言葉。




59 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:29:33.63 ID: 7vR1NlB40
川 ゚ -゚)「自分の才能に嫉妬」
  _
( ゚∀゚)「ベリーポエム(爆)」

ξ゚⊿゚)ξ「(爆)(爆)」

( ^ω^)「(爆)(乳)」

ξ゚⊿゚)======ξ)ω^)「(髪)(錐)」

( ´∀`)「(出)(席)」

ξ゚⊿゚)ξ「「(着)(席)」」(#)ω^ )

そしていつもの生活は続く。



62 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:31:22.14 ID: 7vR1NlB40




静かな部屋に、嫌に響く着信メロディ。
どこに行っても耳にするような、流行に乗った歌が1フレーズだけ流れた。

(,,゚Д゚)「おい、プギャー。メールきてるぞ」

(;^Д^)「ん?誰から…げっ、兄者!?」

(,,゚Д゚)「兄者?」

(;^Д^)「そんな馬鹿なwwwwwwwwwww」

    r-、
   / /
  / /i
 | (゚Д゚) 「そんなバナナ?」
 |(ノi |)
 | i i
  \_ヽ_ゝ
   ∪∪

(;^Д^)「何やってんすか。つかこっちみんな」



64 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:32:35.71 ID: 7vR1NlB40
(,,゚Д゚)「で?何だって?」

( ^Д^)「バナナ着たまま偉ぶるのやめてください」


 \ r-、
   ヽ \
  \ iヽ \
   (゚Д゚∩|
  ⊂/  ノ/
 ̄ ̄ヾ__ノ / ト  ̄  ̄
   ∪ヽ / オ
   / ∪ \
/      オ
  /  ||  ォ \
  /  |   ォ \
  /
     |  ォ


( ^Д^)「すんません、オレが悪かったです」

バナナを装着したままギコは椅子に座った。生足が気味悪い。
冬は寒いので廊下には集まらないけれど、微妙に寒そうだ。
誰もこない教室で、勝手にストーブをつけている。




65 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:33:16.57 ID: 7vR1NlB40
( ^Д^)「…にしても…」

メールを開くのは躊躇われた。
ずっと同じ画面ばかりを睨んでいたら、また新しいメールが来る。

(;^Д^)「な、なんだよ…」

何か急用でもあったのかと思い開いてみた。

『オマエガナ―』

(;^Д^)「……」

たった一言。たった一言だ。
それだけの短いメールが、2通。

…ではすまなかった。




66 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:34:25.07 ID: 7vR1NlB40
(;^Д^)「うおっ!?なんだ!おいおい!」

怒涛の勢いでなり続ける携帯。
その本文は全て

『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『オマエガナー』
『ガナータソハァハァ』
『オマエガナー』

同じ内容だ。





69 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:36:12.04 ID: 7vR1NlB40
全部、一気に消去してやろうと思ったが、
最後の一通に書いてあったことに驚いて、プギャーは疾走した。

(,,゚Д゚)「お、おい!どこいくんだ!!」

走って、走って、転びかけて、また走る。
上靴のまま外に飛び出して、適当に走って、偶然見つけた小さな公園にたどり着いた。
かじかむ指で携帯を開く。雪の積もった先で、一人ぽつんと立ちすくむ。

( ^Д^)「そんなあほな…」

改めて携帯を見る。
そこにはまぎれも無く、兄者からのメール。
たった三文字、カタカナでそっけなく書かれているだけなのに。

ふらふらと歩んだ時に、雪の下で何か変なものを踏んだ。
そして短く悲鳴が聞こえて、片足だけ地震が起きる。

(#´_ゝ`)「人を踏むとは無礼者!誰だ馬鹿ニート!!」




71 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:38:40.76 ID: 7vR1NlB40
(;^Д^)「あ?」

(;´_ゝ`)「え?」

雪を舞わせ、兄者が上半身を起こした。
驚愕の表情をしたプギャーと目が合う。
兄者の左手には、携帯。

(;´_ゝ`)「なんでお前ここにいんの?学校は?」

( ^Д^)「ああ!?別にオレが何しよーがてめーに関係ねーだろ!
      つか、お前こそどーなんだよwwwwwwwwいい加減退学なんじゃねーのwwwww」

( ´_ゝ`)「そうかもな」

(;^Д^)「は?」

( ´_ゝ`)「引っ越すらしい。別な地域でやり直すことになった」





73 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:41:37.11 ID: 7vR1NlB40
(;^Д^)「な、なんだよそれ!」

( ´_ゝ`)「いや、嘘だけど」

(#^Д^)「死ね!!氏ねじゃなくて死ね!」

プギャーが雪の上に草を植え終わると、2人の間に会話は途切れる。
元々会話の多い仲ではないから当たり前。
子供の頃のプギャーは、兄者に嫌な思い出があって
最近の兄者は、プギャーに嫌な思い出があった。空気の質を悪くさせる。

( ^Д^)「つか、こんなとこで何してやがんだよ!邪魔だっつーの!!」

( ´_ゝ`)「凍死ごっこ」

( ^Д^)「メンヘラー乙wwwwwwwwww毎日リスカでもしてんのかwwwwww」

(#´_ゝ`)「メンヘラーとは違うだろ、大体腕は切ってない」

( ^Д^ )9m「うwwwwwwwでwwwwwwwwwwはwwwwwwwwww
       別なとこは切ったってのかよwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

指を刺して、腹をかかえて思いっきり笑う。
挑発的な態度をとると、大抵兄者はくってかかるが、今回は静かなままだった。
違和感がプギャーを包む。



75 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:42:27.50 ID: 7vR1NlB40
( ´_ゝ`)「そんなことしなくても、遊びにくればいいだろ」

( ^Д^)「?」

( ´_ゝ`)「喧嘩って理由つけなくても、かまってやると言ってるんだ」

( ^Д^)「は!?ざけんなよ、誰がてめーなんかに構ってほしいかっつーの!」

白い雪の上に座ったまま、兄者はにやりと、プギャーを見上げる。
その表情に一瞬ギクリとした。

( ´_ゝ`)「寂しいならいつでも言えよ」

(;^Д^)「ばっ…バカじゃねーの!!バーカバーカバーカ!!」

(#´_ゝ`)「バカって言うやつがバカなんだぞ!!氏ね馬鹿!!」

( ^Д^)「プギャー!!!」

(#´_ゝ`)「お前は昔っからなあ!」

兄者は雪玉を作り、プギャーに投げつける。
その玉が見事に顔にぶつかった。




77 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:44:33.03 ID: 7vR1NlB40
(;^Д^)「つめてっ!」

顔に、服にかかった雪を払う。
その間に兄者が立ち上がる。もうすでに公園から、足が一歩出ていた。

( ´_ゝ`)「そろそろ学校戻れよ。…俺ももう帰る」

( ^Д^)「お、おい、待てよ!」

出口から曲がって、横顔。

( ^Д^)「また、学校、来るだろ!!」

兄者は目線だけプギャーにやった。

( ´_ゝ`)「気が向いたらな」

( ^Д^)「まだ、今までの殴られた分の借り返してねーんだよ!来なかったらぶっとばすぞ!」

そういったプギャーに、兄者は微笑みだけを返して、そのまま歩いていった。
上靴に雪がしみこむ。指先が妙に冷たかった。



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( ´_ゝ`)兄者は高校生活をおくるようです
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