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    2007

09.13

川 ゚ -゚)狼は赤頭巾を想っているようです 2

65 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 14:53:15.29 ID:MYI35SKJ0

もしも……なんて来なければよかったんだがな、とクーは呟いた

読込終了……本当にいいのか?とCOOLは訪ねた


クーはCOOLの質問に頭を縦に振り





――――――――同化を開始した



川 ゚ -゚) ~狼3~



67 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 14:56:41.84 ID:MYI35SKJ0

ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、こっちにいらっしゃい」

( ^ω^)「ツン、どうしたんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「貴方に聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」

( ^ω^)「ブルベリアイだお」

ξ゚⊿゚)ξ「そう……なら聞くけど、貴方に心と言う物がないのよね?」

( ^ω^)「そうだお」

ξ゚⊿゚)ξ「なら、心があればいいって思うことはある?」

( ^ω^)「ブーンには心がないから、あればいい、と考える事はないお」

ξ゚⊿゚)ξ「なら貴方は人間なの?それとも機械なの?」

( ^ω^)「性能としては人間に近いお。でもブーンはクローン人間だから、完璧に区分けできないお」

ξ゚⊿゚)ξ「そう」

( ^ω^)「ツン、どうしたんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「何でもないわ……ねえブーン」

( ^ω^)「なんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「あたしを抱いて」



68 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 14:59:10.63 ID:MYI35SKJ0

( ^ω^)「抱くって、母親が子供にするように優しく抱きつくことかお?それとも男と女がするというセッk「前者よ!」ξ#゚⊿゚)ξ

( ^ω^)「把握したお」

ξ゚⊿゚)ξ「優しく……優しく抱きなさい」

( ^ω^)「……」

ぎゅっ


ξ゚⊿゚)ξ「……ごめんね」

( ^ω^)「……」
















69 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:01:38.93 ID:MYI35SKJ0
………
……


ツンが帰った後、私たちはバーボンハウスで朝まで飲み明かした。
そうして昨日に引き続き、ドクオと一緒に帰る。
ちなみにショボンは後片付けをしてるため、バーボンハウスに残ると言って、私たちを先に帰らせたのだ。

('A`;)「…」

川 ゚ -゚)「どうした?」

('A`;)「ボトル5本も空けてるくせにピンピンしてるな……」

川 ゚ -゚)「気にするな。ヤケ酒というものだ。それに途中でトイレにいって余計な水分は出したから安心しろ」

('A`;)「ヤケ酒なら尚のことフラフラになってるんじゃね?てか、余計な水分は出したとか言わなくていいから!」

川 ゚ -゚)「そうか」

('A`;)「しかし本当に大丈夫なのか?」

川 ゚ -゚)「大丈夫だ。私は昔からお酒に強い女だったんだ」

('A`;)「……昔って幼い頃から酒を嗜んでたみたいな言い草だな」

70 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:04:44.58 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「それよりも自分の心配をしたらどうなんだ?お酒を飲みすぎて自分の足で歩けないじゃないか」

('A`;)「……モウシワケナイ」

今、ドクオは私に肩を預けている。
まったく、この年になってお酒のペースを考えない奴だ……ん?
そういえばドクオの年を聞いていなかったな。
そういうわけで聞いてみた。

川 ゚ -゚)「そういえば、ドクオって何歳なんだ?」

('A`;)「23だよ。ショボンとヒートの中では一番年下だな」

川 ゚ -゚)「なるほど。だから、世話のかかる弟属性が板についてるわけだ」

('A`;)「世話のかかる弟属性ってなんだよ」

川 ゚ -゚)「今の状態を見てみろ。体たらくな弟を世話する姉、という構図だろ?」

('A`;)「姉?お前が?どう考えても姉には見えませんが何か?大体その容姿で俺より年上とかありえねーって」

川 ゚ -゚)「……26なんだけどな。まあ若く見られることは喜ばしくもあるが」

('A`;)「マジ?」

川 ゚ -゚)「まじ」


71 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:07:18.18 ID:MYI35SKJ0

('A`;)「あー……ここを右に曲がってくれ」

川 ゚ -゚)「把握した」

ドクオから道を聞いて彼の家まで酔っ払った荷物を運ぶ。
そうして辿り着いたところは

川 ゚ -゚)「キミは自営業のガンショップを経営してたのか」

('A`;)「まあな」


川 ゚ -゚)「……ふむ」

私も銃を所持しているから機会があればここを利用するのも悪くはないな。
銃のことはショボンに頼りっきりだったからな。

まあ、とりあえずこの酔っぱらった荷物を置いてくるか。

72 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:09:41.79 ID:MYI35SKJ0

そんなわけでがんショップの中に入った。
ふむ、さすがに銃を置いてるだけはあって、火薬の匂いが鼻腔をくすぐる。
さて、家の人を呼んでこの荷物の処理をたのも……いや待て。

川 ゚ -゚)「……酔わない程度に飲んだつもりだったのだがな」

お酒に強いほうなので飲んだのだが、やはりボトル5本はまずかったか?
お酒のせいですぐにこの店の違和感に気付かなかった。


気づいたことは1点。

それはドクオの家の鍵がかかってなかったことだ。
今のご時世、こんな早朝に鍵がかかってないというのはありえない。
そもそも家の中には人の気配がないのだ……尚更鍵がかかっているはずだろ。
空き巣にでも入られたのか?

しかし空き巣に入られたならもっと散らかってるものだと思う。
私も空き巣に入られたことがあるから分かる。
無論、空き巣に入られたことを住人に知らせないために散らかさないことだってある。
だが、住人に知らせたくないなら尚更鍵が掛かっているものだが……


川 ゚ -゚)「…………まあ、私が被害にあったわけじゃないから関係ないか」

とりあえずドクオを家の奥へ引っ張っていった。



74 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:12:02.21 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「よっと」

('A`;)「㌧」

川 ゚ -゚)「金輪際、お酒を飲むときはショボンから煙草を貰うな。酔いが回る」

('A`;)「善処する」


ドクオはそういうとすぐに寝息をたて始めた。
さてと、私も帰るかな。


そう思ったとき、急に睡魔に襲われた。
一仕事終え、気が緩んだのだろう。

川 ゚ -゚)「……ん」

……まあここで寝るのも悪くはないな。
私はドクオのすぐそばで横になり、意識を閉じた。



76 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:15:02.78 ID:MYI35SKJ0
………



「クーよ、1つ訪ねたいことがあるのだが」

「どうした?」


「キミは私という存在を造り、私という自我を作り出した」

「それが?」


「今まで思ってたことだが……キミと私の性格は似ている。これは偶然そうなってしまったのか?」

「ははは」


「……何故笑う?」

「私がキミを造り、キミを作り上げた。ならキミが私と似るのは仕方ないことだろ?母子なんだから」




………



78 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:17:10.97 ID:MYI35SKJ0
…………
……………………………………………………っっ!!!

川;゚ -゚)「っっく!!!!」

範囲10m内で動くものを感知、跳ね起き距離をとりながらP226を抜く。
そして対象を視認し………あれ?

川;゚ -゚)「なんでドクオが?」

('A`;)「いや、それ俺のセリフ。何でお前、ここにいるの?急に跳び起きたからびっくりしたじゃねえか」

ああ、そうだった。
昨日はそのままここで寝たのだったな。
ということは先ほど感知したものはドクオだったということか。
とりあえず銃口を降ろした。

川 ゚ -゚)「すまんな。キミをここに届けたら、急激な睡魔に襲われたのでここで休ませてもらった」

('A`;)「………まあいいけどさ」



あ、そうだ。

川 ゚ -゚)「図々しく居座っておいてさらに頼み事するのもなんだがいいか?」

('A`)「?言ってみろよ」

79 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:19:35.96 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「いや、昨日は家に帰っていないからシャワーを浴びてないし歯も磨いてない。携帯歯ブラシはあるから、あとは浴室を使わせてくれ」

('A`;)「……まあいいけどさ」

川 ゚ -゚)「感謝する。浴室はどこだ?」

('A`;)「そこの突き当たりを右だ。タオルは浴室前のカラーボックスに置いてあるからそれを使え」

川 ゚ -゚)「把握した」

携帯歯ブラシを持って浴室に向かう。
さて、ちょっくらシャワーを浴びてくるか。
……何かドクオの溜息が聞こえた気がしたが気にしない。


というわけで浴室の前に来た。
そして服を脱ぐ。
体中のあちこちに細かい傷痕がついている。
そして自然と肩の傷痕に目が行く。
肩の傷痕は他の傷痕より比較的大きい……クーとCOOLが同化したときにできた痕だ。
背中の方はもっと酷いのだが、そちらの方まで目がいかない。


川 ゚ -゚)「さて、ちょっくらシャワーを浴びてくるか」


あえて声に出して、気持ちを切り替えた。


83 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:22:31.01 ID:MYI35SKJ0

お風呂の場での回想は省略する。
特に思う事柄がないからだ。

とりあえず浴室から出て、タオルで体にへばり付いた水分を拭き取る。
背中のゴツゴツした感触を無視してひたすら拭き取る。

……?
おそらくドクオと思われる足音がこちらに近づいてくるのが聞こえた。
そうして、

('A`)「クー、お前の下着って洗濯しといたほうがいいのか…………って…………」

川 ゚ -゚)「ああ、頼む……ん?どうした、そんな凍りついた表情をして」

ドクオは顔だけではなく体も凍りついたように動かなかった。
本当にどうしたんだ?
……あー。

川 ゚ -゚)「私が裸だから興奮してるのか?」

('A`;)「……」

川 ゚ -゚)「というわけでもなさそうだな、その様子だと」

裸を見られたのに興奮されないのはなんというか……悔しいな。
しかし本当にどうしたというのだ?
ドクオの視線は私の背中一点に……ってちょっと待て!

川;゚ -゚)「見るなっ!!」



86 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:25:02.68 ID:MYI35SKJ0
私は急いで背中を見せないようにした。
つまりドクオと真正面から向かい合ったのだ。



裸で。


('A`;)「おまっ!タオルを巻けタオルを!!」

川;゚ -゚)「いや、キミが出ていけばいいだけだろ?」

('A`;)「あ、ああすまん、とりあえずこれ着替えな、パンツとかは俺のやつだけど新品だから!」


ドクオはそう言うと急いで立ち去った。
まるで逃げるように……いや、例えではなく逃げたのだろう。
私の背中を見たならある意味仕方がないが。

川 ゚ -゚)「はぁ」

思わず溜息が出てしまった。
おそらくは私が着替えてドクオの元に行ったら、また説明を求めてくるだろう。




めんどいな。


87 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:27:45.48 ID:MYI35SKJ0
('A`)「説明してくれ」

ほら、やっぱり。
ドクオは先ほど目撃した私の背中について説明を求めてきた。
やれやれ。

川 ゚ -゚)「とても面倒だが説明してやる」

先ほど袖を通した服を脱いで半裸になった。
何やらドクオはあせりだしたが、気にしないで背中を見せる。
百聞は一見にしかず、だ。

川 ゚ -゚)「まあ、これがクーの体に同化したCOOLだ」

('A`;)「触ってみてもいいか?」

川 ゚ -゚)「いいぞ」

ドクオは恐る恐るといった様子で私の背中に触れてきた。


('A`;)「……硬いな」

川 ゚ -゚)「金属なんだから当たり前だ」

('A`;)「これってどうなってんだ?」

川 ゚ -゚)「COOLがクーの体からはみ出てるんだよ」


88 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:30:19.47 ID:MYI35SKJ0

私の背中の一部は鋼でできている。
鋼は背骨に沿った形をしている。

ドクオは私の骨をなぞるように鋼の部分に触れながら聞いてきた。
触っていいとは言ったがあまりなぞらないでほしいんだがな……少しくすぐったい。

('A`)「そういえば俺、COOLについて全然知らないんだよな。いい機会だし教えてくれ」

川 ゚ -゚)「把握した。それとそろそろ服を着ていいか?」

('A`)「ああ」

再度、服に袖を通す。
そしてドクオと向かい合って話しだす。

川 ゚ -゚)「さて、どこから説明しようか。……背中のこともあるしどうやって同化したのかから話すか」

('A`)「おk」

川 ゚ -゚)「気を悪くしないでくれよ」

同化の話を出す前に一応念を押す。
ドクオは?を頭の上に浮かべてたが、分らないながらも「把握した」と返事をしてくれた。

川 ゚ -゚)「さて」

語るとするか。


90 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:33:26.66 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「ドクオにも分かりやすく説明するとだな、まずはクーがCOOLのサブユニットに移植手術のプログラムを入れて手術した」

過去のことの話となると、どうしても第3者の視点での語りになるのはスルーしてほしい。
まだ、自分のことをクーとかCOOLとか定義できていないのだ。

おっと今は話に集中しないとな。



('A`)「手術ってどんなんなんだ?」


川 ゚ -゚)「首、胴体の骨を全て切除、ならびに頭から下の神経切除。
     骨に擬態させたCOOLを移植。神経をCOOLのコードで代用。
     自衛に適した体にするために四肢を切り離し、HT酵素を用いて肉付けした義手、義足を取り付ける。
     後は止血、輸血して終了だ」


('A`;)「なんてグロ説明。てかそれで生きてるもんなのか?」

川 ゚ -゚)「脳は電気信号で動いてるのだぞ。
     そしてCOOLは電気を繰るAIだ。
     脳死に陥ったとしても数分以内なら電気で微調整しながら動かせば蘇生できる」

('A`;)「フランケン・シュタインかお前は」

川 ゚ -゚)「似たようなものだということは否定しないがな。さて、説明を続けるぞ」

('A`;)「ああ」


91 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:35:50.08 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「術後は1時間ほど動作確認をした。
     まあ、術後ということもあって血を流しすぎたし体力も消耗してたが問題はなかった。
     そして、サブユニットをマニュアルを用いて破壊。
     すぐさま『COOL』が破壊されたことを知った他の研究員はvipperを呼んだがそちらもマニュアルで対応しその場を離脱する。
     逃亡先は前もって決めていたバーボンハウス……つまりはショボンのいるところに行って保護してもらって今に至るというわけだ」

('A`)「せんせーしつもーん」

川 ゚ -゚)「何だ」

('A`)「マニュアルって何?」

川 ゚ -゚)「……ああ」

そういえばドクオは一般人だったな。
研究員やvipperは戦闘支援AIのことを知ってるからマニュアルについていちいち説明しないが、ドクオが戦闘支援AIについて知ったのは昨日なのだ。
知らないのが普通である。
だから説明してやることにした。

川 ゚ -゚)「マニュアルというのはAIの戦闘支援プログラムをまとめたものの名だ」

('A`)「戦闘支援プログラム?どんなのがあるんだ?」

川 ゚ -゚)「COOLの下位項目は、半径50m以内の金属を感知する『金属探知』、
     瞬時に戦闘知識を引き出し、電力の力を借りて身体能力を向上させる『軍格闘術』、
     狙撃されたときの銃弾の軌道を逸らしたり迎撃したりできる『対遠距離射撃・砲撃』……今のところはこんなところだ」


92 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:38:27.37 ID:MYI35SKJ0

('A`)「…………今のところは?」

川 ゚ -゚)「COOLは戦闘支援AIのなかで唯一の学習型だ。一応まだ空き領域があるから、項目が増やせる」

('A`;)「すげえな」

川 ゚ -゚)「続けるぞ。
     上位項目として、普段は脳などに負担をかけないように8割方非稼働状態のAIを覚醒させる『COOL』、
     そして上位項目『COOL』を実行して初めて使える項目が出てくる。使用する電力が半端じゃない物ばかりだがな」

('A`)「素朴な質問だけど、何で上位項目『COOL』だけ英語なんだ?」

川 ゚ -゚)「その上位項目は移植手術プログラムと一緒に作成したものだ。
     その時あのAIは、どうせなら私と同じ名前の項目にしてくれ、とねだってきたからだ」

('A`)「……ものすごい理由を期待した俺がバカでした」

そうかそうか。
決めた、ドクオには後で何かマニュアルでもプレゼントすることにしよう。

川 ゚ -゚)「他の項目はちゃんと漢字してる。
     上位項目『COOL』実行後、使えるようになるのは『徴収』『鉄槌』『神罰』……マニュアルはこれが全てだ。
     1つ1つ説明していくと『徴s…」

グゥ~~
……
………………………

川*゚ -゚)「……」



94 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:41:23.36 ID:MYI35SKJ0

('A`)「……」

川*゚ -゚)「……」

('A`)「すごく大きな腹の音だったな」

川* - )「……」


恥ずかしい。
穴があったら入りたい気分だ。

(*'A`)「お?もしかして恥ずかしがってる?裸は見られても平気そうにしてたのにこういうミスをすると恥ずかしいの?」

川* - )「……」

なんか癪に触るな。

(*'∀`)「いやあ、完全無欠のロボット君かと思ったら案外人間してるねキミ」

川* - )「……何か食べ物を頼む」

(*'∀`)「だが断る。俺は朝飯は取らない主義なんだ。だからしばらく腹の音を鳴らしながら赤面してろ」

川* - )「……」

なんて鬼畜だ。
それならこちらも最終手段を行使せねばなるまい。



96 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:43:57.08 ID:MYI35SKJ0

川* - )「30秒以内に何か食べ物を頼む」

(*'∀`)「いやだ」

川* - )「そこをなんとか」

(*'∀`)「断る」

川* - )「食べ物をくれたらキミを1つ上の大人にしてやろう」

(*'∀`)「魔法使いになれないから却下」












川* - )「30秒経過……覚悟しろ、ドクオ」

(*'∀`)「……はい?」


99 :3話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:46:23.52 ID:MYI35SKJ0

川* ー )「……上位項目『COOL』実行」

('A`;)「おまwwwwwwwwwwwそれって大人げねえってレベルじゃねえぞwwwww」

川* ー )「問答無用。さて、先に挙げた項目の説明を今度は実際に実行しながら説明する」

('A`;)「やめれwwwwwww家の中でマニュアル使うなwwwwwww」

川* ー )「なあに、百聞は一見にしかずっていうだろ」



103 :3話・性能チェック ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:48:49.17 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)の性能



C0.『金属探知』……これで動く金属(弾丸や武装した者)を感知。射程は50m。
             『COOL』実行中なら最大500mまで射程を伸ばすことができる。

C1.『対遠距離射撃・砲撃』……電磁場を用いて飛来する金属の軌道を逸らす。『COOL』実行中なら電撃で迎撃することも。

C2.『軍格闘術』……筋肉(主に義手・義足の人工筋肉)に電流を流すことによる肉体活性、またデータバンクから瞬時に戦闘知識を引き出す。
              『COOL』実行中なら肉体活性の能力が上がり、力、速さが増す。
              戦闘知識に関しては『COOL』実行前と変わらず。

C3.『COOL』……体内にあるCOOL本体の稼働率を78%ほどにする項目(普段は20%以下)
            100%にできなくもないが、すぐに熱で脳がやられてしまうため少し抑えている。
            80%でも熱で影響が出るが10分程度なら内蔵冷却装置で何とかやっていける。

C4.『鉄槌』……??????????

C5.『神罰』……??????????

C6.『徴収』……??????????







104 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:52:23.80 ID:MYI35SKJ0

同化は滞りなく終わった

時間にして3分程度

だが、以前までの自分たちと比べるとあまりに違いすぎる自分がいた





それがこの私

昔の自分がどちらだったのか思い出せない間抜けの誕生だ






川 ゚ -゚) ~狼4~



107 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:55:08.86 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「…んぐ……で、何故、朝食がスルメなのだ?」

('A`)「食いながら喋るな」

ああ、そういうことか。
空き巣が入っても何故散らかさずにこの家を立ち去ったか分かった。
用は盗るべき物がなかったからだ。

つまりドクオは

川;゚ -゚)「なんというか……無理言って朝食をねだってすまん」

('A`)「気にすんな。家の中で戦闘支援プログラム……しかも上位項目を使用する奴を止めるためだと考えれば無難な選択をしたと思ってるから」




貧乏なのだ。


109 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:57:44.99 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「……よし、決めた」

('A`)「何を?」

川 ゚ -゚)「ドクオ、ちょっと私の家まで来い」

('A`)「……はい?」

川 ゚ -゚)「だって、ドクオは貧乏人なんだろ?私の家で旨いものを食べさせてやるから来い」

('A`;)「いやいや、お前何か勘違いしてね?」

勘違い?
食事がスルメでどう勘違いをしろというのだ。
そもそもVIPに高い税を徴収されてるから貧乏人は珍しくない。
だから哀れみを込めた目で見ないでやるから安心しろ。


('A`)「そもそも俺、そんな悲観するほどの貧乏人じゃないし。だいたい貧乏なら何でバーボンハウスやヒートの屋台に行けるというんだよ?」

川 ゚ -゚)「ツケだろ?」

('A`;)「ちげーよ!!」

む?どういうことだ?


110 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:00:29.68 ID:MYI35SKJ0
('A`;)「今のご時世、金を貯めるのも大変なんだからいろいろ削って頑張らないと貯まんねえんだよ。
    こちとら自営業なんだから稼ぎも安定しないしな。
    バーボンハウスやヒートの屋台に行く時は稼ぎが多かった時だけだし」

お金を貯める、だと?
何のために?


まあなんにせよ、だ。

川 ゚ -゚)「自由に使うお金がないなら貧乏人とあまり変わらないだろ。いいから私の家に行くぞ」

そう言い、私は立ち上がる。
さて、自分の家で腕を振るうかな。

('A`;)「工エエェェェェエエ工!!今すぐ行くのかよ!?」

川 ゚ -゚)「当然だ。スルメごときでお腹が膨らむと思ってるのか?」

('A`;)「えー、めんどいー」

川 ゚ -゚)「……上位項目『COO「うわわああああああボク急にクーの家にいきたくなっちゃったよ!!!111」('A`;)

川 ゚ -゚)「分かればよろしい」

('A`;)「はぁ」

まあ、『COOL』なんぞ使うつもりは微塵もなかったがな。
疲れるし。


112 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:03:38.15 ID:MYI35SKJ0

そんなわけで2人して私の家に来た。
まあ、家といってもアパートの一室なのだが。

川 ゚ -゚)「あがってくれ」

('A`;)「…………………………………なんというか…………………おじゃましまーす」

川 ゚ -゚)「何か言いたそうな顔してるぞ」

('A`;)「俺のこと、貧乏人だって言ってたからさぞかし豪遊生活送ってるのかと思ってたんだが……俺ん家よりボロじゃねえか」

川 ゚ -゚)「別に生活するだけならこのくらいでいいと思うがな」

というより豪遊なんてする気はない。
研究所で働いてたからお金は沢山あるが、下手に貧乏人を刺激したら空き巣天国になる。
まあそんなことはどうでもいい……今はドクオを私の家に招いた目的を果たそう。

川 ゚ -゚)「今から料理する。そこらへんでくつろいでいてくれ」

('A`)「把握した」


113 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:06:01.48 ID:MYI35SKJ0
('A`)「しかし見事に娯楽品がないな」

川 ゚ -゚)「ドクオの家も似たようなものだろ」

('A`)「ないからこそ他人の家に期待するんだけどな」

川 ゚ -゚)「迷惑なやつだな」

片手にフライパンを握り、ドクオに視線を向けずに話す。
フライパンの中では卵とハムが2人分、ジュウゥと音を立てている。

川 ゚ -゚)「暇な時間に耐えられないようならそこに積み重ねてる本でも読んでみるといい」

('A`;)「いや、これらの本って娯楽用じゃなく間違いなく勉学用だろ?」

川 ゚ -゚)「知識を深めてみるのも悪くないぞ」

('A`;)「だが断る」

贅沢なやつだ。
世の中、勉強したくてもできないやつだっているのに。

川 ゚ -゚)「ならそこで黙って待ってろ」

('A`)「把握し……おや?」

……?



116 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:08:28.15 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「どうした?」

('A`)「表紙に『日記』って書かれてるノートを発見したんだが」

川 ゚ -゚)「あ、それは見るな」

日記を見られるのはあまりいい気分じゃないので一言いっておく。
ドクオは私の言葉を聞いて口を開く。

(*'A`)「ほうほう、見られたくないのか。よーし、パパ見ちゃうぞ~!!」

……ドクオは私の言葉を聞いてなかったようだ。
まったく。

川 ゚ -゚)「見たら許さないぞ」

(*'A`)「えー、どーしよーかなー?」

川 ゚ -゚)「上位項も「分かった見ないから!!!」('A`;)


川 ゚ -゚)「分かればよろしい」

('A`;)「はあ」

117 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:10:47.52 ID:MYI35SKJ0
さて、確かラップで保存したご飯が冷蔵庫にあったはずだ。
レンジでチンするために冷蔵庫から取り出す。
とりあえず冷えたご飯を2つのおわんにご飯をよそい、2つのおわんとおかわり用のご飯を盛ってる皿をレンジの中に放り込む。
時間は1分くらいでいいだろ。

川 ゚ -゚)「さて、もう少しでご飯ができる」

('A`)「あいよ」

川 ゚ -゚)「とりあえずハムエッグを作ってみた。口に合えばいいんだがな」

(*'A`)「…………」

川 ゚ -゚)「涎が出てるぞ」

('A`;)「おっとスマソ、つい」

川 ゚ -゚)「つい、か。そんなに家庭の味に飢えてたのか?」

('A`;)「かもな。これが旨いかどうかは分からないが」

川 ゚ -゚)「中々どうして失礼な奴だなキミは。まあ、これからはスルメばかりじゃなく、ちゃんと自炊しろ」

('A`)「金に余裕があればな。てかいつもスルメ食ってるわけじゃないから」



119 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:13:26.53 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「ほう、スルメ以外でどんな物を食べているのだ?」

('A`)「えーと……草?」

川;゚ -゚)「……もういい。頼むからそれ以上語らないでくれ」

それ以上語られたら、あまりに不憫すぎて私が泣きそうだ。
大体、草とはなんだ草とは?
食べ物を買うだけのお金すらないのか?

……ちょっくらおかずを数品増やすか。


そうして冷蔵庫に保存してあるおかずを全て取り出す。
おかずを取り出してる間にご飯の温めは終わったのでご飯を取り出し、入れ替わりでおかずをレンジに放り込んでいく。

さて、ドクオを待たせるのは良くない。
温めたご飯とハムエッグをテーブルに乗せてく。
おっとすまん、割り箸とかないので私の替えの箸で我慢してくれ、ドクオ。

川 ゚ -゚)「さあ食べろ。どんどんおかずを追加していくからもりもり食べろ。おかわりもあるから全部食べろ。何なら私の分まで食べていいぞ」

('A`;)「ちょwwwwwサービスしすぎじゃねwwwwwww」

素直に同情した、なんて言えないからドクオのリアクションを沈黙で受け流す。
沈黙は金、とも言うしな。


122 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:15:45.37 ID:MYI35SKJ0
ドクオは「頂きます」と言った後、ご飯とハムエッグを食べ始めた。
その間に私は温めていた揚げ出し豆腐をレンジから取り出しに行った。
で、揚げ出し豆腐を持ってテーブルに戻ってきたら、だ。

川;゚ -゚)「……ご飯を空にするの早過ぎだろ?」

(*'A`)「いやー、久々に手料理食ったんで、つい」

川;゚ -゚)「ま、まあ、まだご飯のおかわりもあるしおかずも沢山ある。ご飯は自分でよそって、遠慮しないで食べてくれ」

(*'A`)「㌧クス」

ドクオを甘く見ていたかもな。
こいつは可哀そうな子犬じゃなくて狼だと改めて認識する。
だが大丈夫、私の武器(おかず)はまだある、今度は焼きそばだ。
私も狼だ、ここは一狼の意地と誇りにかけてこの狼を叩き潰す!
でも一瞬で無くなるご飯とおかずを見るのはある意味ホラーなので、テーブルに戻らずレンジで待機する。

数秒後、チンッという機械音を聞いた。
テーブルに戻るのが怖いが、戻らないわけにはいかない……意を決して焼きそばを持っていく。

(*'∀`)「ご飯うめwwwwwwwwwwwwww」

川;゚ -゚)「ちょっ、揚げだし豆腐がもうないとはどういう……待て待てっ、今焼きそばを持ってきたからご飯をおかずにご飯を食べるな!!」

クーよ、武器の貯蔵は十分か?


125 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:18:28.06 ID:MYI35SKJ0
……結果から言うとボロ負けした。

焼きそばの後は鯖の味噌煮、回鍋肉、漬け物、唐揚、サラダ……etcと続いたが尽く武器破壊(完食)された。
私のご飯&ハムエッグは「いいのか?」と聞かれたので首を縦に振ると、一瞬で消えてしまった。

川;゚ -゚)「キミの胃袋は宇宙か?」

(*'A`)「そんなに広くないって。ともあれゴチになりますた……ゲフ」

川  - )「……次があるなら負けないぞ」

(*'A`)「ん?何か言った?」

川  - )「いいや、何も」

(*'A`)「さあて、腹も膨れたところだし……」

ドクオはそういうと表情を引き締め、言った。

('A`)「質問していいかどうか迷ってたことなんだが……質問していいか?」

その言葉を聞き、私も気持ちを入れ替える。
まったく、質問の多い男だ。

川 ゚ -゚)「いいぞ。しかし昨日から質問ばかりだな。そんなに私は得体の知れないやつか?」

('A`)「それは自分の胸に聞いてみろ。ちょっと考えたら分かるぞ」

……鬼畜め。



127 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:20:57.09 ID:MYI35SKJ0

('A`)「聞きたいことは3つ。
    1つ、何でショボンのいるバーボンハウスに逃げ込んだんだ?
    2つ、VIPはお前を捕えようとしてる。もしかしたら殺そうとしてるようだが、お前はこれからどうするんだ?
    3つ、……そもそもどうして戦闘支援AI『COOL』を作ろうと思ったんだ?」



川 ゚ -゚)「まず、1つ目から答えようか。
     キミはショボンがVIP研究所に身を置いてたことを知ってたか?」

('A`)「ああ、一応は。
    だが3年前、大規模な暴動が起こったすぐ後に研究所を辞職して、バーボンハウスに就いたんだ」

川 ゚ -゚)「キミは私がVIP研究所の元研究員だと知ったとき発砲したよな?……ショボンもよく研究所で働けたものだな」

('A`)「その時はそんなにVIPを恨んでなかったんだよ。……で、それがどうしたんだ?」


川 ゚ -゚)「ショボンはその後バーボンハウスに身を置いた。
     そして、そんな行動をとったために私は彼に目を付けたのだ」

('A`;)「……何?」

川 ゚ -゚)「私もVIP研究所に身を置いてたんだぞ。
     彼と多少面識はあったからやっかいになったのだ。
     あとな、バーボンハウスの標語に惹かれたのも1つの理由だ。
     知ってるか?『来るもの全てにときめきを』があそこの標語らしいぞ」


128 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:23:48.25 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「それにな……バーボンハウスは酒場だが、もう1つの貌として情報屋を営んでいるんだ。
     今のVIPは荒れ放題だからな。犯罪も後を絶たず、情報を収集しきれないために情報を収集する場を数多く設置してるんだ。
     それ故VIPは情報収集する場を非戦闘地帯として認定している。
     だから、私は同化が終えたら数ある情報収集店舗のうちの1店に逃げ込もうと思ってたんだ」

('A`;)「それだったらショボンのところじゃなくてもいいんじゃね?」

川 ゚ -゚)「他のところだと私はすぐに捕まってしまうぞ。
     追われている者にとって情報収集店舗は墓穴と同類だ。
     もしショボンが私をVIPに引き渡そうとしてたなら即行で逃げ出してただろうしな」

('A`;)「あれ?でも、非戦闘地帯なら犯罪者に手を出せないんだろ?」

川 ゚ -゚)「……正直者は馬鹿を見る、ということを勉強したほうがいいぞ」



130 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:26:09.67 ID:MYI35SKJ0

だから私はショボンのいるバーボンハウスに身を置いているのだ。
AIを壊した罪に問われている私が逃げ込める可能性のあるところは、ショボンのところしかなかったのだ。
標語から窺い知ることができるように彼は優しかった……だからこそその優しさに付け入っているのだ。


('A`;)「……」

そしてやはりというか、どうもドクオはバーボンハウスの裏側が見えてなかったようだ。
そのため、今の説明はかなりショックだったろう。
まあいいや、空気読まないで次の説明に移ろう。
でも次はドクオの精神状態を考えて短めに説明しよう。

川 ゚ -゚)「2つ目の説明に移る。来たら返り討ちにする。それ以上もそれ以下もない。説明終わり」

('A`;)「いや、説明みじけえよ!!」

川 ゚ -゚)「……」

ツッコめる気力があるとは。
思ったより精神にダメージを負ってなかったのだな。
よし、次は長めに説明するか。



132 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:28:41.39 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「3つ目の説明に移る。
     COOLを作った理由は……む」

('A`)「どうした?」

川 ゚ -゚)「理由を話す前に1つ言うことがある。これから話すことは誰にも言わないでほしい」

('A`)「分かった、誰にも言わない」

川 ゚ -゚)「そうか、では説明に移る。
     実を言うとクーは子供を産むことができない体なんだ。
     そんなわけだからクーは嘆き、どうすれば自分の子供を産めるかずっと考えていた。
     そうして辿り着いたのがAIだった」

('A`)「どうして子供が産めない体なんだ?」


心の中で同化前のクーに謝る。




川 ゚ -゚)「………………………………………………幼い時に変態どもにレイプされたんだよ」

('A`;)「え?」



134 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:31:01.48 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「8歳のころに路地裏に無理やり連れて行かれてな。
     痛いって泣き叫んでもそいつらは聞きもせずにひたすら犯しぬいた。
     激しい痛みで気絶して、激しい痛みで覚醒して、また気絶して……クーはそのサイクルを何度も何度も繰り返した。
     そのサイクルが終わったのは翌日の朝だよ」

('A`;)「な……」

川 ゚ -゚)「昔も今もVIPの治安が悪いんだよ……そんなことが起こっても不思議じゃない。
     クーは何とか救い出されたが、その変態どものせいでクーは生涯、子供を産むことができなくなったんだ。
     子宮は深く傷つき、卵巣は潰れてしまったと当時、治療してくれた先生が言ってた気がする。
     クーはその事実に大きなショックを受けた」

('A`;)「……」

川 ゚ -゚)「クーの夢はいいお母さんになる、だったからな。
     それからはどうしたらその夢を叶えられるか悩んでたよ。
     卵巣の移植や誘拐なども考えたが、それだと自分だけの子供じゃないって否定してた。
     ……まったく、頑固なやつだよ」

('A`;)「誘拐はまずいだろ」

川 ゚ -゚)「その行動を実行することはなかったから安心しろ。
     で、クーが出した結論は『私の手で我が子をゼロから造りだそう』というものだ。
     他人の子供より自分の子供を欲しいと願ったクーはその結論を出した」

('A`;)「それでCOOLか」



137 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:33:39.22 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「そうだ。だがクーは3点思い違いをしていた。
     1点、AIと呼ばれるものはクーが研究所に入った時にすでに造られていたが、造られていたものは想像していたAIじゃなかった点。
     AIには大きく分けて2つの意味合いがある。
     人間の知能そのものをもつ物と、人間が知能を使ってすることを機械にさせようとする物。
     クーが望んだものは前者で、すでに造られていたAIは後者だった。
     だから、先人たちの知恵を借りても意味がなく、AIの作成の難易度が急激に上がった」

('A`)「それは大変だったな……でも造ったんだろ?」

川 ゚ -゚)「ああ、造った。
     だが、造る前にもう1点問題があった。
     それは『AIは戦闘支援AI以外造ることを許さない』と言われたんだ。
     だからとりあえず名目としてマニュアルを使えるようにし、Compound Operation On List System……COOLシステムを作成した」

('A`;)「どういう意味?」

川 ゚ -゚)「目録複合演算システムのことだ。話が横に逸れるからCOOLシステムの説明は割愛する」

('A`)「おk。で、残る1点はなんだ?」



140 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:35:58.99 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「前にも言ったが、AI……機械に自我を持たせたら皆が私たち親子を殺そうとしたこと。
     これが最後の1点だ」

('A`)「あーなるー」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「殴っていいか?」

('A`;)「ノーサンキュー」













142 :4話・性能チェック ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:38:28.44 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)の性能



C0.『金属探知』……これで動く金属(弾丸や武装した者)を感知。射程は50m。
             『COOL』実行中なら最大500mまで射程を伸ばすことができる。

C1.『対遠距離射撃・砲撃』……電磁場を用いて飛来する金属の軌道を逸らす。『COOL』実行中なら電撃で迎撃することも。

C2.『軍格闘術』……筋肉(主に義手・義足の人工筋肉)に電流を流すことによる肉体活性、またデータバンクから瞬時に戦闘知識を引き出す。
              『COOL』実行中なら肉体活性の能力が上がり、力、速さが増す。
              戦闘知識に関しては『COOL』実行前と変わらず。

C3.『COOL』……体内にあるCOOL本体の稼働率を78%ほどにする項目(普段は20%以下)
            100%にできなくもないが、すぐに熱で脳がやられてしまうため少し抑えている。
            80%でも熱で影響が出るが10分程度なら内蔵冷却装置で何とかやっていける。

C4.『鉄槌』……??????????

C5.『神罰』……??????????

C6.『徴収』……??????????



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川 ゚ -゚)狼は赤頭巾を想っているようです
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