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    2007

09.13

川 ゚ -゚)狼は赤頭巾を想っているようです 3

144 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:41:47.56 ID:MYI35SKJ0

同化は麻酔を使わないで行ったため、体がズキズキ痛んだ

同化で彼女の存在がなくなったため、心もズキズキ痛んだ

おかげでその場を動くことができなかった


私は童話『赤頭巾』を思い出してた

ああ、同化とはつまりこういうことなのだな

肉体と機械が同化し、私の体はクーとCOOLの性能を宿している

だが心まで体と同じように混ざり合うことがなかった




体は1つになった……理由は同化したため

心は1つになった……理由は片方の心が消え去ってしまったため




('A`) ~狼5~

145 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:44:09.67 ID:MYI35SKJ0

俺の名前はドクオ。
現在23歳、魔法使いの道に直進中の男だ。


最近、変な女と出会った。
出会いはヒートの店でだった。
ヒートの店を出て、俺たちが別れたその後、おかしな男と戦ってる変な女を目撃した。

翌日、俺は変な女のことが気になったので、2年ぶりにショボンの店に行った。
変な女はショボンの店で働いてると聞いていたので、女にいろいろ聞くためである。
そこでいろいろなことを知ったが詳しい詳細は割愛する。



1つだけ言うとするなら、その変な女はとてつもなく変な女だった。
口調が冷静すぎて、まるで機械のようだ。
なのに、家まで肩を貸してくれたりメシを食わせてくれたりと、その時々の行動には人間味がある。




その変な女はクーという名前だった。


146 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:46:26.11 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「さて、ご飯も食べたことだしちょっくら充電するか」

('A`;)「てか、お前食ったのか?お前の分まで俺が食った気がするんだが」

いやはや、こんなことを言う資格は俺にはないんだけどね。
クーの分まで食っちゃったんだし。

川 ゚ -゚)「心配するな。おかずの準備してた時に台所のほうでつまみ食いしたから」

('A`;)「……何気にしっかりしてるんだな」


やっぱり変な女だ。
それを飯というのか普通?
まあ、そんなことより

('A`)「充電ってなんだ?」

先ほど、クーの口から漏れた言葉が気になったので聞いてみた。
……いや、何となく予想はできてるんだけどね。

川 ゚ -゚)「ん?……ああ、COOLは脊髄の代わりもやってるから、電力が少ないと戦闘はおろか動くこともままならないんでな。
     だから充電しなきゃやってられないんだ」

('A`;)「ああ、そうですか」

やっぱりそう来ましたか。



148 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:49:17.78 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「というわけで充電しながら少しばかり寝させてもらう。念のため言っておくが、変なことしたらフルボッコするのでよろしく」

そういうとクーは上着を脱ぎ始めた。
季節は夏であり、クーが着てるものはTシャツのみであるから……って待て待てまてmて!!

('A`;)「おまっ!いきなり脱ぐな!!」

川 ゚ -゚)「脱いだほうが充電しやすいのだが」

('A`;)「脱ぐのは誰もいない時にしてくれ!いきなり脱がれたらどう反応していいかわかんねーよ!!」

川 ゚ -゚)「コードD、および充電プログラムを展開」

クーの言葉に反応して、背中の金属が少しばかり盛り上がり、背中の肉と金属の間から一本のコードが出てきた。
無論、半裸のままで。
俺の言葉は無視ですかそうですか。

('A`;)「……」

川 ゚ -゚)「……」

('A`;)「……」

川 ゚ -゚)「こっち見るな」

('A`;)「アイアイサー」


149 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:51:47.03 ID:MYI35SKJ0

男のサガに逆らってクーに背中を向ける。
てかこういうのって服着れば解決だよな?

('A`;)「……」

川 ゚ -゚)「……」

('A`;)「……」

川 ゚ -゚)「……沈黙が痛いな」

('A`;)「だったら服着ろよ」

川 ゚ -゚)「……」


後ろの方で服の擦れる音が聞こえた……やっと服を着たか。

川 ゚ -゚)「こっち向いてもいいぞ」

('A`)「あいよ」



151 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:54:28.28 ID:MYI35SKJ0

クーはちゃんと服を着ていた。
ただ、先ほど背中の金属が盛り上がったせいか胸のあたりが少し窮屈そうだ。
なんというか……胸が強調されてるようで先ほどよりエロいんですが……乳首もはっきり浮き出てるし。

(*'A`)「……」

川 ゚ -゚)「……。まあ、このくらいの視姦は許してやるか。さてと」

目の保養と言ってほしいんだがな。
クーは俺の視線を受け流しながらTシャツの中から生えているコードを掴んだ。
正確には背中から生えてるコードだが。

(*'A`)「そのコードをどうするつもりなんだ」

川 ゚ -゚)「コンセントに挿す」

('A`;)「え?」

姉さん、それは危ないんじゃないんですか?
感電死しますよ?

川 ゚ -゚)「ではお休み。もう一度言うが変なことしたら撃ち殺すからな。……よっと」

そんな俺の思いとは関係なく、クーはコンセントにブッさした。


152 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:57:29.65 ID:MYI35SKJ0

川  - )「……」

('A`;)「……クー?」

川  - )「……」

('A`;)「クーよぉぉーい」

川  - )「眠れないから黙っててくれ」

('A`;)「無事なのかよ。さすがはサイボーグ」

川  - )「今度サイボーグといったらタダじゃおかないからな。あとうるさい」

('A`;)「だってよぅ、人がいるのに放置プレイは酷すぎだろ……常考」

川  - )「ああ……後はドクオの好きにすればいい。ここに居たければ居てもいいし、帰りたければ帰ってもいい……変なことはお断りだが」

('A`)「把握した。ならメシも食わせてもらったし俺は帰るわ」

川  - )「分かった。お腹が減ったらいつでも来ていいからな」

('A`)「把握した」


154 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:59:56.86 ID:MYI35SKJ0

そうして俺はクーの家を出た。
さて、これからどうしようか?

('A`)「とりあえず銃でも売ってようかな」

まあそれしかすることがないんだがな。
金も貯めないといけないし。


('A`)「あー、かったるいけど頑張るかなぁ」




「だったら私と少し話をしない?」




('A`;)「え?だれ?」



157 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:03:01.28 ID:MYI35SKJ0

俺はその声がした方角に顔を向けた。
そこには2人の男女が俺を見ていた。


ξ゚⊿゚)ξ「はあい。昨日ぶりね」

( ^ω^)「……」

('A`)「なんだ、あんたか。話すことは何もないから。じゃあな」

ξ゚⊿゚)ξ「冷たいわね。貴方と私の仲じゃない」

(#'A`)「はんっ!なーにが『貴方と私の仲じゃない』だよ!生憎、俺はVIPの犬が大嫌いなんだよ!!」

ξ゚⊿゚)ξ「つれないわね」

( ^ω^)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「貴方はVIPが嫌いなようね。なんでVIPが嫌いなのか聞いていいかしら?」

(#'A`)「……」

ほう、こいつはVIPの犬なのに知らないとな。
そんなの覚えてないと……頭の中に留めておくのも面倒だとな。

分かったこいつらに聞かせてやるよ。
俺がどうしてVIPを憎んでるのかをな!!


159 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:05:56.06 ID:MYI35SKJ0

(#'A`)「……3年前、暴動があったよな」

ξ゚⊿゚)ξ「ええ、あったわね。それが何?」

(#'A`)「俺のカーチャンはなぁ、そのときの暴徒どもに銃を売ったからって警察に殺されたんだよ!!」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

(#'A`)「今でもあの時の光景が忘れられなくて夢に見るよ。
    いきなり家に訪れた警察が『暴徒に銃を売ったんでおまい死刑な』って言ってカーチャンを撃ち殺すのをな。
    今のご時世、銃がなければ身を守れないのに、売った相手がたまたま暴徒だっただけで殺される。
    こんな理不審な社会、どうして好きになれるんだよ!!」

ξ゚⊿゚)ξ「ふぅん」

あん?なんだその反応は?
俺のカーチャンの命はそんな一言で片づけられるものなのか?
ふざけるな!!

(#'A`)「だからVIPの犬は大嫌いなんだよ!研究員も議員も総統も全てな!!」

もう完璧頭に来てた。
俺はツンに銃を向けて発砲した。
ざまああああ……あれ?

( ^ω^)「ツン、こいつどうするお?」

ξ゚⊿゚)ξ「暴れないように拘束してちょうだい」



161 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:08:59.13 ID:MYI35SKJ0

俺がツンめがけて撃った銃弾は、ツンの隣に立っていた大柄な男によって防がれてた。
その男は素早くツンの前に立ち、自身の体を盾にしてツンをかばった。
そうして男は撃たれたにもかかわらず平然としていて、すぐさま俺にタックルをかまし、そのまま俺を地面に押さえつけた。

ξ゚⊿゚)ξ「ああ、紹介がまだだったわね。彼の名はブーン、私が作ったクローン人間よ」

('A`;)「はあ?」

ξ゚⊿゚)ξ「まあその後色々弄くって超人みたいになったけど。
      銃で撃たれても簡単には死なないし、コンクリートくらいなら素手で破壊することもできるわ」

('A`;)「ちょ……」

ξ゚⊿゚)ξ「だから暴れないでね。下手に動くと潰されちゃうかもしれないから」

クソッタレ!
俺はこんなにも力がないのか!?


ξ゚⊿゚)ξ「さて、先ほどの貴方の話だけど」

('A`;)「何だよ?」



165 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:11:13.59 ID:MYI35SKJ0

ξ゚⊿゚)ξ「警察には犯人が過剰な抵抗を見せない限り射殺なんてできないわ。
      警察は基本的に犯人を『捕まえる』機関なんだからね。
      だから、貴方の母親を殺したのはおそらくvipperね」

('A`;)「そういえば昨日もその言葉を聞いたな。何なんだそのvipperってのはよ?」

ξ゚⊿゚)ξ「vipperとはいわゆるVIP直属の不正規部隊のことよ。
      彼らには民間の生殺与奪の権限が与えられている。
      貴方にとっては警察もvipperも同じようなものかもしれないけどね」

('A`;)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「そういえば3年前の暴動のせいで大規模な粛清があったわね。多分貴方の母親はその煽りを食らっちゃったのね。乙」

('A`;)「てめえええええぐへぁ!!」

( ^ω^)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「こらこら、大人しくしなさいって。本当に潰されるわよ」

(#'A`)「は・な・せ!このピザ野郎!!」

ξ゚⊿゚)ξ「仕方ないわね。ブーン、とりあえず黙らせて」

( ^ω^)「把握したお」

('A`;)「げはっ!!」

俺の意識はそこで落ちた。



167 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:13:58.00 ID:MYI35SKJ0
……同時刻、クーの家。

川  - )「…………」

川  - )「…………」

川  - )「……むにゃ…………上位項目『COOL』実行、コードA-Z展開……むにゃむにゃ……」

川;゚ -゚)「はっ!!……いかんいかん、寝ぼけてた」


……
…………



169 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:17:19.11 ID:MYI35SKJ0
…………
……

( A )「……ん」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、気がついた?」

('A`;)「あれ?なんでツンがここに……って、あー……」

ξ゚⊿゚)ξ「落ち着いた?」

('A`;)「イテテ、少しはな。だからいい加減こいつをどうにかしてくれない?」

目が覚めても体にのしかかってくる重みが消えてなかった。
本当にこのピザウザいんですけど。

ξ゚⊿゚)ξ「それは無理な注文ね。だって放せば貴方、暴れるでしょ?暫くはそのままで我慢しなさい」

ずっとこのままかよ、ひでえな。


ξ゚⊿゚)ξ「ところで貴方に聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」

('A`)「あんだよ?」



172 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:19:34.16 ID:MYI35SKJ0

ξ゚⊿゚)ξ「私も色々とクーについて調べてるんだけどさ。
      クーとショボンの繋がりは分かるけどクーと貴方の繋がりがどうしても分からなかったのよ。
      だから悪いけど貴方の家の中をくまなく調べさせてもらったわ」

('A`;)「え?いつの間に?」

ξ゚⊿゚)ξ「バーボンハウスを出てすぐに」

本当にひでえな。
これだからVIPの犬は……。

ξ゚⊿゚)ξ「まあ結局、クーと貴方がどう繋がってるかよく分らなかったけどね。
      ただ、どうしても引っかかることがあって貴方に尋ねにきたのよ」

('A`;)「?」

ξ゚⊿゚)ξ「あんなにたくさんのお金を何に使うつもりなの?」

('A`;)「っ!!」



174 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:22:21.50 ID:MYI35SKJ0

('A`;)「……別に何に使おうが俺の勝手だろ」

ξ゚⊿゚)ξ「……」



ξ゚⊿゚)ξ「まあ、私の邪魔をしなければ何をしようがどうでもいいんだけどね」

('A`;)「は?」

その言葉は少し意外だった。
自分の邪魔をしなければ何をしても構わないとこの女は言っている。
こいつは犬のくせにVIPに忠誠を誓ってるわけじゃないのか?




ツンは悩む俺に気付かないで、話し続ける。


ξ゚⊿゚)ξ「実は貴方と話をしにここに来たわけじゃないのよ。貴方の件はいわば、ついでにって程度ね」



176 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:25:17.88 ID:MYI35SKJ0

('A`;)「じゃあ何でこんなところに……あ」


今、俺がいる場所はクーの家とそんなに離れていない。
俺に用がないということはつまり、そういうことなんだろう。

ξ゚⊿゚)ξ「感づいたみたいね。本当はクーに用があったのよ」

('A`)「あー……クーは今、寝てるぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「へえ、それは好都合ね」

('A`;)「っ!!お前っ」


鳥肌が立った。
こいつはクーに用があると言った。
こいつはわけわからんピザと一緒にクーの家に行こうとした。


そしてクーが寝てるのことをこいつは好都合と言った。




ξ゚⊿゚)ξ「今日はCOOLの回収に来たのよ」

177 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:28:39.53 ID:MYI35SKJ0

('A`;)「お前……なんで?」

疑問に思ったので聞いてみた。
どうしてこいつはこんなことをしようと思ったんだ?

ξ゚⊿゚)ξ「昨日、クーが話した事柄を上に伝えに行ったの。
      で、伝え終えて研究所に戻ろうとしたら総統に声をかけられたの。
      『君の研究のためにCOOLを利用してみないか?』ってね」

('A`;)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「私はどうしても叶えたい願いがあるのよ。
      そのためなら例え狼だろうが戦闘支援AIだろうが利用してやるわ。
      だから私は総統の命に従いCOOLを回収しに来たのよ」

願い、か。
どんな願いか分からないが、こいつはクーに似ているな。
ツンはさらに言葉を続けた。




ξ゚ー゚)ξ「まあそれだけじゃないんだけどね。
      貴方が言ったのよ……『VIPの犬』ってね」


('A`;)「っ!!」



179 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:31:04.02 ID:MYI35SKJ0

俺は思わず歯軋りをしてしまった。
そんな俺を見てツンはにやにやしている。
……こいつ、Sじゃね?


ξ゚⊿゚)ξ「そうそう、話は変わるけど」

('A`;)「なんだ?」

ξ゚⊿゚)ξ「VIPは力が全てだから不遜罪といえるものは殆どないわ。
      暴動を起こしたら力で捩じ伏せるだけだしね」

('A`;)「それくらい知ってる。それが?」

ξ゚⊿゚)ξ「でも貴方、銃を売っててVIPを恨んでるわね。
      VIPの悪口はどんなに言っても罰せられないけど危険視されるということを覚えときなさい」

('A`;)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「まったく、あのお金で何を買うつもりなんだか」

('A`;)「ほっとけ」



181 :5話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:33:25.28 ID:MYI35SKJ0
ξ゚⊿゚)ξ「だから私も貴方を危険視してるの、分かる?」

('A`;)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「COOL回収の邪魔をされると厄介だからしばらく眠ってもらうわよ。ブーン!」

( ^ω^)「把握したお」











('A`;)「うわなにをするやめr」








183 :5話・性能チェックなし ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:35:48.85 ID:MYI35SKJ0
         メ _|\ _ ヾ、
       メ / u 。 `ー、___ ヽ
      / // ゚ 。 ⌒ 。 ゚ u  / つ
     / //u ゚ (●) u ゚`ヽ。i l わ
     l | | 。 ゚,r -(、_, )(●) / ! ぁぁ
     ヾ ! //「エェェ、 ) ゚ u/ ノ あぁ
     // rヽ ir- r 、//。゚/ く  ああ
   ノ メ/  ヽ`ニ' ィ―' ヽヽヾ  ぁあ
   _/((┃))_____i |_ ガリガリガリガリッ
  / /ヽ,,⌒) ̄ ̄ ̄ ̄ (,,ノ   \
/  /_________ヽ  \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           _|\ _
         / u 。 `ー、___ ヽ
        / ゚ 。 ⌒ 。 ゚ u  / つ
       /u ゚ (●) u ゚`ヽ。i  わ
       | 。 ゚,r -(、_, )(●) /  ぁぁ
     il  ! //「エェェ、 ) ゚ u/  あぁ
 ・ 。  || i rヽ ir- r 、//。゚/ i   ああ
  \. || l   ヽ`ニ' ィ―'  il | i  ぁあ
 ゚ヽ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ダンッ
。 ゚ _(,,) 5話ここまで  (,,)_ / ゚
 ・/ヽ|             |て ─ ・。 :
/  .ノ|________.|(  \ ゚ 。
 ̄。゚ ⌒)/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ\  ̄ 。






185 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:38:26.99 ID:MYI35SKJ0

共に生きるために同化して生まれた私は、ここで死んでしまっていいのだろうか

それこそ彼女を裏切る行為じゃないのか……と

ならば私は生きなくてはならないだろう

研究員たちが私に銃を向けた







痛みにより動けなかった体を動かしてみた






川 ゚ -゚) ~狼6~

186 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:41:06.23 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「……『COOL』を実行してコードを出しまくってしまった」

ドクオが帰ってくれて本当にありがたかった。
寝ぼけてマニュアルを開くなんてシャレにならない。
ましてや背中からコードを全部出してしまうというのおまけ付き。



川 ゚ -゚)「見られたらさすがにまずかったな」

コードは26本全て出ていた。
その中には先端が明らかに充電用じゃないやつがあるから困る。


川 ゚ -゚)「このコード群を誰かが見たらどう思うだろうか?」


決まってる。
どう考えても拷問されるとしか思わないだろう。


先端がナイフみたいなコードもあるし。


190 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:44:23.64 ID:MYI35SKJ0
さて、コード出しっぱなしだとさすがにTシャツが伸びきってしまうのでしまっておこう。


……コードA-C、E-Z収集・閉門


とりあえず無駄なコードをしまった。
さて、次は上位項目『COOL』を解除しようとして、気づいた。


川 ゚ -゚)「ん?」

何者かがこちらのアパートに向かってきている。
まあそれは先ほどから気づいていたが……しかし何かがおかしい。


アパートに向ってきたのは8名。
そのうち1人は40mほどで停止、6名はアパートを取り囲むように待機、そして残る1名は真っ直ぐ私の部屋に向かってきてる。
ふむ、なるほどな。


川 ゚ -゚)「しばらくこの家に攻め込まなかったのにな」

上位項目『COOL』を解除しないで、代わりにコンセントからコードDを抜いて注意深く連中の動きを感知する。


193 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:46:58.84 ID:MYI35SKJ0

そうして感知している1名が私の部屋のドアの前に立った。
私はすぐに戦闘できるように警戒する。
さあて、どう来る?


( ^ω^)「オイスー」

川;゚ -゚)「っ!!」


いやはや、びっくりした。
だってドアが開いて、まるで友達のような気さくさで挨拶してきたのだ。
まあ得体のしれない男だから一応警戒をしてるのだが……なんだか警戒してる私が馬鹿みたいじゃないか。

( ^ω^)「僕の名前はブーンだお。君の名前を教えてくれお」

川;゚ -゚)「え?あ、ああ、クーと言う」

( ^ω^)「把握したお。君がクーなのか」

川;゚ -゚)「ああ」





( ^ω^)「なら死んでくれお」

川;゚ -゚)「いきなりかっ!!」



195 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:49:27.04 ID:MYI35SKJ0

⊂二二二( ^ω^)二⊃「ブゥゥゥゥン!!!!」

川;゚ -゚)「くっ!!」

ブーンは両手を拡げて私の方に突進してきた。
私は何とかブーンを回避したが、その突進のせいで部屋の中がめちゃくちゃになった。
ブーンはブーンで勢いを殺しきれず、窓を突き破って外に飛び出てしまった。
……大家に何か言われるな。

川 ゚ -゚)「さて、迎え撃つか」

とりあえず外に出よう。
これ以上部屋を荒されたくないからな。

『対遠距離射撃・砲撃』『軍格闘術』の項、スタンバイ。






さあ、クールにいこうか。








197 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:51:46.32 ID:MYI35SKJ0

ξ゚⊿゚)ξ「はろー」

川 ゚ -゚)「君か……ということはブーンという男はクローン人間なのか?」

ξ゚⊿゚)ξ「そんなの当たり前じゃない」

川 ゚ -゚)「そうか。ならばまずは司令塔を消すとしよう」


おそらくツンが司令塔だろう。
そう思った私はツンに右手の平を向ける。

ξ゚⊿゚)ξ「へえ、この距離で私を殺せるとでも?」

川 ゚ -゚)「40mくらいどうと言うことはない」

ξ゚⊿゚)ξ「さすがはCOOL。でも私を止める前に周りに注意しておいた方がいいわよ」

川 ゚ -゚)「む?」

また狙撃か。
そんなもの私には効かないぞ。
狙撃ポイントも50m圏内でなら把握している。
そもそも30m圏外におかしな動きをする金属は感知できない。

川 ゚ -゚)「……30m圏内?」

少し近すぎる。狙撃じゃないのか?
それともまさか……?

198 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:54:27.67 ID:MYI35SKJ0

そう思った瞬間、物影に隠れていた男たちが出てきた。
男たちが手に持っているのは……RPGだと!?

川;゚ -゚)「必死すぎだろっ!!」

火力のある物はあまり好きじゃない物の1つだ。
そういうものは軌道を逸らしても広範囲に被害を及ぼすからである。
近づかれて集中砲火されたらたまったものじゃない。
そうならないために他のプログラムを起動し、対抗しなければまずい。


コードA-Z展開。
アンカー対象設定、コードO-V対象指定




…………『対遠距離射撃・砲撃』実行。



201 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 17:56:52.02 ID:MYI35SKJ0

8本のコードの先端から火花が散る。
上位項目『COOL』はすでに実行してるのだ……弾を逸らすまでもない、迎撃するのみだ!





8人の男たちが発砲した瞬間、8本のコードの先端から流れた電流は銃器に流れていき

コンマ1秒後に私の周囲が爆発した。






203 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:00:00.38 ID:MYI35SKJ0

川;゚ -゚)「げふっげふっ!!……こんなに焦ったのは久しぶりかもな」

煙が目や気管にしみる。
涙が出てくるし咳も止まらない。
もっとクールにいこうよ私。

さて、先ほどの爆発で彼らはどうなったろうか?
『金属探知』の項を実行し、センサーで動作している金属類の集合を感知する。
ふむ……まだ5名か。
念のため『軍格闘術』の項も実行する。

川 ゚ -゚)「まあまだ5人いるが……やれないことはないな」

ただし細心の注意を払わなければならない。
『金属探知』で相手の位置を把握できるが、煙で目が見えてないので相手の次の動作が分からないのだ。
相手の目の前に出てきた途端、手痛い反撃を食らうことも考えられる。


なんたって相手はクローン人間なんだからな。


205 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:02:43.31 ID:MYI35SKJ0

……クローン人間。
簡単に言えば人工的に造られた人間のことだ。
しかしVIPで意味するクローン人間はただ複製した人間という意味じゃなく、複製され、さらに特殊な手術、改造が施した者を指す。

そういう者たちがvipperなどの非公認の組織などに流れるのだ。


慎重に、そして叩くときは破壊力のあるものでなくては彼らを止められないだろう。
近づくことができれば『対遠距離射撃・砲撃』で心臓を一発なのだがな。
他の手もあるにはあるのだが……さて、困った。

川 ゚ -゚)「……む?」

金属類の集合の動きが止まった。
私の『金属探知』は人が持ち歩いてる金属の動きを感知して、どこに人がいるか判断している。
しかし金属は今やいたる所に存在しているから、動かないと人が装備してるかどうか判別しにくい。

私としては動いてもらった方が把握しやすいのだがな。
やれないことはないのだが……やりずらいな。



207 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:05:39.54 ID:MYI35SKJ0

現段階の私の状態を確認。


・コードA-Z展開終了
・『対遠距離射撃・砲撃』実行中
・『金属探知』実行中
・『軍格闘術』実行中
・上位項目『COOL』実行中……COOL本体稼働率81,1275%


この状況で生き残る術をシミュレート……算出終了。
……ふむ。
選択肢は3つあるな。
逃げるか、現状で頑張るか、片腕を犠牲にしてもう1項目実行するか……さて、どれを選ぼうか?



209 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:08:06.50 ID:MYI35SKJ0

まず逃げるという選択を消す。
身体能力は私の方が劣っているだろうから逃げ切れると思えない。

現状で頑張るのも少しつらいから却下。
上手く人造人間たちに近づくことができればいいが、これも身体能力の面で1~2人葬るのが精いっぱいだろう。

となると、片腕を犠牲にしてもう1項目実行の道しかないのか。
まあ四肢は義手、義足だからなんとかなるが、これはこれで問題があるがな。


これから行おうとしている項目は多量の電力を食うため、短期決戦に持ち込まなくてはならない。
さらに言うなら特殊な義手なので、次の義手を準備するのにコストがかかる。
あと義手が壊れる時の臭いに我慢しなければならないのが……正直あれはいつまで経っても慣れない。



川 ゚ -゚)「む?」

体制を整えたのか男たちが動き出した。



211 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:10:35.23 ID:MYI35SKJ0

先ほど思考してる間にだろうか、煙がいつの間にか晴れていた。
5人は固まってこちらに向かってきた。

前に3人、最後尾にツン、そのツンを庇うように彼女の前にブーンが立っていた。

( ω^)「……」
( @ω゚ )「……」
(=Юω^)「……」
( ^ω^)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「さてと」


212 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:13:20.15 ID:MYI35SKJ0

ξ゚⊿゚)ξ「貴方に銃器の類は効かなそうだからこちらは力押しで行かせてもらうわ」

むぅ、複数のクローン人間との接近戦も好きじゃない部類なのだがな。
先ほどからどうもやりにくい展開だな。

川 ゚ -゚)「今回の件は私の特性を知って、わざとやりにくく対処してるのか?」

ξ゚⊿゚)ξ「あたりまえでしょ」


……彼女も鬼畜だな。

ξ゚⊿゚)ξ「AI時代のCOOLのことまで調べさせてもらったわよ。
      その時使えた項目は『金属探知』『対遠距離射撃・砲撃』『神罰』の3つ。
      それと今のクーとを比べてみた場合、性能はあまり変わってないみたいね。
      いや…………むしろ弱くなったとみているわ」

川 ゚ -゚)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「おそらく『神罰』はその性能上、クーの体では使えない。
      となると使えるのは『金属探知』『対遠距離射撃・砲撃』のみ。
      ならば力押しでなんとかなるわ」



215 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:16:54.25 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「『対遠距離射撃・砲撃』で電撃を放てるぞ。そこの男たちが私にたどり着くまでに撃ち殺すことができる」

一応脅しをかけてみる。

ξ゚⊿゚)ξ「空気は絶縁体よ。
      空気中の電撃はよほどの電圧で流さなきゃ相手に届かないわ。
      届いたとしても、貴方が電流値をセーブしてる限り大したダメージにならない……だからこそ力押しで速攻が有効なのよ」

川 ゚ -゚)「……」



図星だった。
『対遠距離射撃・砲撃』はその性質上、長距離での電撃は静電気ほどでしかないのだ。
何故ならば、空気中を電気が走るように電圧を限りなく上げているが、同時に電流を限りなく下げているためだ。
感電死に至らしめるために電流・電圧、直流・交流、交流のときの周波数など、様々な要因が重なる。
私の電撃の場合は電流値を極端に下げてるため、遠距離では静電気ほどの威力でしかないのだ。
故に相手は感電死しない。


なら電流値を上げればいいじゃないかと思うが、そうもいかない理由がある。
それは電熱だ。
体内に冷却装置があるとはいえ、電圧と電流を最大限にしたら電熱で体の中から焼け焦げてしまう。
そうなったら終わりだ。

触れれば電圧値を調整し、電流値を上げれるから心臓麻痺くらい起こせるだろうが、おそらく無理だろう。
何故なら今回の相手は特殊な改造を施された人間4名+αだから。


217 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:19:32.33 ID:MYI35SKJ0

だからこそこの道しかなかった。



川 ゚ -゚)「ツン……いいことを教えてやる」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

川 ゚ -゚)「クーの体にあるこの機械は学習型戦闘支援総合AI『COOL』だぞ」

ξ;゚⊿゚)ξ「っ!まさか!!」







川 ゚ -゚)「今使える項目は7項目だ。……学習型をなめるな」


218 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:21:52.75 ID:MYI35SKJ0

このAIは戦闘支援AIの中で唯一の学習型だ。
その機能性、応用力の高さから全てのAIの中でもトップクラスなのだ。
学習型戦闘支援総合AIの名が伊達じゃないということを証明してやろう。


Compound Operation On List System……起動。


川  - )「右腕指定、マニュアルナンバー12をロック……『対遠距離射撃・砲撃』『軍格闘術』の展開確認」

ξ;゚⊿゚)ξ「なんかまずいわっ!皆、止めて!!」

もう遅い。
2項目をロックした時点で既に次の項目を実行してるようなものだ。
後は“実行してるようなもの”を“実行してる”に変えるだけだ。


私は叫んだ。



221 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:24:51.24 ID:MYI35SKJ0






――――――――――――複合項目『鉄槌』実行。







222 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:27:20.33 ID:MYI35SKJ0

瞬間、私の右腕が光を放った。
光の源は膨大な電流であり、右腕全体に走り回っている。
おかげで肉の部分が早くも焼け爛れ、嫌な臭いを発している。

(#@ω゚ )(#ω^)(=Юω^)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

3人の人造人間が私の方へ突進してきた。
そのうちの1人に狙いを定めて右手で思いっきり殴る。

(;@ω。)「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃgy!!!11」

(;ω^)(=Юω^)「……え?」

ξ;゚⊿゚)ξ「……なに……これ?」

(;^ω^)「……」






川  - )「これが『鉄槌』……2項目の特性を混ぜ合わせた学習型の力だ」






225 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:32:13.91 ID:MYI35SKJ0

電磁場で弾丸の軌道を逸らし、電撃を放って銃器を止める『対遠距離射撃・砲撃』の特性。
瞬時に戦闘知識を引き出し、また、電力による肉体活性を促す『軍格闘術』の特性。

2つの特性を混ぜて、電撃の腕という特性を持つのが複合項目『鉄槌』なのだ。


ただし、欠点が3点ある。
1点は消費電力が多すぎるため短期決戦しかできないこと。
もう1点は上位項目『COOL』実行中じゃないと使えないこと。
最後の1点は、義手がやばいことになること……早めに終わらせないと外面の肉の部分だけではなく内面の機械部分まで使い物にならなくなるのだ。
まあ『対遠距離射撃・砲撃』だとCOOLにも影響が出るから被害が義手のみなのはありがたいが。



( @ω。)「………………………………………………………」

先ほど殴られた男はもう動いていない。
心臓ショックを起こしたのだろう。
当然だ、私とて生身の部分に流されたら危険なほどの電流が右腕に流れているのだ。
右肩に埋めてある絶縁体のプロテクトがなければ使いたくないくらい強力なのだから。


226 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:34:41.20 ID:MYI35SKJ0

川  - )「さあて、次は誰がやられたい?」

(;ω^)(=Юω^)「!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「っ、ひるまないで!相手は1人よ!右腕に注意しながら叩けばどうってことない!!」

(;^ω^)「……」


まあツンのいう通りだがな。
ただ、今私と対峙している2人は私の右腕を警戒して近づいてこない……チャンスだ。
私は回れ右をして距離を開けるべく走り出した。

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょwwwwwwwww逃げんなwwwwwwwwwww」

逃げてない、距離を開けているだけだ。
ツンを含む4人は右腕の警戒により明らかに出遅れている。
その隙に左ポケットから小袋を取り出す……もちろん電気を流してない左手で、た。

川 ゚ -゚)「十分距離をあけたな……よし!」

振り返り、小袋をお手玉のようにして右手でキャッチ。
そして小袋を右手で開ける。
中身はパチンコ玉だ。
小袋の中からパチンコ玉を十数個取り出す。


229 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:37:38.16 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「さて、私からのほんの些細なプレゼントだ」

私は鷲掴みにしているパチンコ玉を投げた……いや、撃ったと言った方がいいか。
1人の男に複数のパチンコ玉が中り、貫通したのを確認。
男は沈黙し、その場で棒立ちになった。

( ω゚)「………………………………………………………」

そうして男は倒れた。

ξ;゚⊿゚)ξ「これはまさか……レールガン?」

厳密に言うと銃じゃないが、まあ正解ということにしておこう。
そもそも『鉄槌』は電磁場を用いた弾丸回避をする『対遠距離射撃・砲撃』の特性を混ぜ合わせたものだぞ。
電磁誘導を利用して威力を上げるレールガンのモデリングくらいできて当然だ。
加えてパチンコ玉が手から離れる時、瞬間的に電力を上げて弾く力も与えている。
そうやって即席の散弾を浴びせるのだ。

私はパチンコ玉を補充する。



さて。



(=Юω^)「……」

川 ゚ -゚)「次はキミの番か?」



232 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:40:16.04 ID:MYI35SKJ0

(;^ω^)「……」

ξ;゚⊿゚)ξ「……」

(;^ω^)「ツン」

ξ;゚⊿゚)ξ「何よ」

(;^ω^)「ここは僕らに任せてツンは逃げるお」

ξ#゚⊿゚)ξ「っ、何馬鹿なこといってんのよ!!!」

(;^ω^)「銃器は効かない。なのに相手は撃ち放題。……そして近距離での一撃必殺。どう考えても勝算はないお」

ξ#゚⊿゚)ξ「うるさいわね!起死回生の策を今考えてるわよ!!だからだまっt「起死回生の策なんかないお!!」(;^ω^)

ξ;゚⊿゚)ξ「……」

(;^ω^)「僕らが時間を稼ぐからツンは逃げてくれお……こんなところで僕らのカーチャンを死なせるわけにはいかないお」


234 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:42:58.83 ID:MYI35SKJ0

(=Юω )「………………………………………………………」

川 ゚ -゚)「……ふう、残るは2人か」

3人目を倒した。
こいつにもパチンコ玉の散弾を浴びせた。
それでもこちらに突っ込んできたのには驚いた。
ただパチンコ玉は帯電しており、傷と感電で動きが鈍くなっていたので右腕で思いっきり殴って沈めた。

川 ゚ -゚)「……」

私は残る2人組の方へ歩き出す。
だが、実質あと1人倒せば終わる。
だからパチンコ玉ももういらない。

川 ゚ -゚)「あとはキミたちだけだが」

ξ;゚⊿゚)ξ「……」



(;^ω^)「ツン、ばいばいだお」

川 ゚ -゚)「ブーン……さよならだ」




⊂二二二(;゚ω゚)二⊃「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!111」



236 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:46:24.44 ID:MYI35SKJ0

…………
……

ξ ⊿ )ξ「…………ははは、逃げられるわけ、ないじゃないの……馬鹿」

川 ゚ -゚)「……」

(  ω )「………………………………………………………」

ξ;⊿;)ξ「貴方たちを置いて逃げられるわけが……ぐず」

川 ゚ -゚)「1つ、聞いていいか?」

ξ;⊿;)ξ「……なによ」

川 ゚ -゚)「研究員であるはずのキミが何故、vipperよろしく私に襲い掛かってきたのだ?」

ξ;⊿;)ξ「……上からの命令と私の野望のためよ」



237 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:49:24.85 ID:MYI35SKJ0

1つ目は予想できたが2つ目はよく分からなかった。

川 ゚ -゚)「……野望、とな?」

ξ;ー;)ξ「私のせいで死なせてしまった恋人を……生き返らせることよ。
      だからクローンなんていう神の摂理に逆らった行為をしてたわけ。
      でも……結局無理だったみたいね」

川 ゚ -゚)「……」

ξ;ー;)ξ「私を殺すんでしょ?」

川 ゚ -゚)「ああ」

未だに右腕には紫電が奔っている。
ツンを処理して全て終わらせる。
私はツンに向けて右手を振るい……



('A`;)「ちょっとまて!!」



240 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:53:56.44 ID:MYI35SKJ0

……なんだドクオか。
動かないで隠れていたのか感知できなかったな。

川 ゚ -゚)「いつからそこに?」

('A`;)「ツンがお前の部屋を襲撃する前からだ。どうやら気絶してからクーの部屋の近くに放置してたみたいだ……馬鹿でかい音で目覚めたが」

川 ゚ -゚)「で、どうして呼び止めた?」

('A`;)「……これ以上は無駄だ。止めを刺さなくともいいんじゃね?」

川 ゚ -゚)「……」

('A`;)「できるだけ平和的に解決できたら皆ハッピーだろ?そいつの事情も分かったことだしそれくらいでいいだろ」

川 ゚ ー゚)「……ふ」

ドクオ、キミは意外と優しいんだな。
お姉さん感激したよ。



242 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:56:14.57 ID:MYI35SKJ0

だから私もドクオに言ってやることにした。

川 ゚ ー゚)「ドクオ……初めて会った日に言ったはずだぞ」











川  - )「人殺しの役は狼、とな」



('A`;)「やめ――――――――――」

ドクオの制止の声など聞かない。
人殺しの役は狼だからやめない。


私は狼。
童話の世界ではいつもワルモノ。
この身は悪と呼ばれるマントで包まれ。

故に私は今日も罪を引きずっていく。


244 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 18:58:52.79 ID:MYI35SKJ0

やることは全てやった。
後は、通常の状態に戻るのみだ。
全ての項目を解除、コードA-Z収集・閉門。

ξ ⊿ )ξ「………………………………………………………」



川 ゚ -゚)「ふぅ」

('A`;)「…………」

川 ゚ -゚)「むぅ……やはり右腕の損傷が激しいな。ショボンに診てもらうか」

('A`;)「…………」

川 ゚ -゚)「ん?どうしたドクオ。死体を視姦するのはあまりいい趣味とは言えないぞ」


247 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 19:02:21.09 ID:MYI35SKJ0

( A )「狂ってやがる」

川 ゚ -゚)「……」

( A )「どうしてこんな簡単に人を殺すんだよお前は」



私に向けて発砲したお前が言うな、とは言わないでおくが……やれやれ、彼は今まで平和に暮らしてきたようだな。
お姉さんが教えてやろう。

川 ゚ -゚)「命がけで戦って勝てたら相手を殺すな、とな?それは馬鹿の戯言だ。
     世の中ハッピーエンドばかり想定する者は決してハッピーエンドを迎えない。
     バットエンドばかりを想定する者が一握りのハッピーエンドを迎えるんだ」

( A )「……」

川 ゚ -゚)「そして殺しの世界でバットエンドを想定しない者は悉くバットエンド逝きさ。
     ある者は裏切りにあい、ある者は策が上手く機能しないがために死に……ある者は見逃したはずの敵に背中を刺された。
     そんな最悪の事態をどうすれば回避することができる?」

( A )「……っ!」



川 ゚ -゚)「だから私は殺すんだよ、ドクオ」


251 :6話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 19:04:46.92 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「さて、着替えてバーボンハウスに行ってショボンに診てもらうか」

( A )「……」

川 ゚ -゚)「ドクオも来るか?」

( A )「……」





















254 :6話・性能チェック ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 19:07:07.69 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)の性能




C0.『金属探知』……これで動く金属(弾丸や武装した者)を感知。射程は50m。
              『COOL』実行中なら最大500mまで射程を伸ばすことができる。

C1.『対遠距離射撃・砲撃』……電磁場を用いて飛来する金属の軌道を逸らす。『COOL』実行中なら電撃で迎撃することも。

C2.『軍格闘術』……筋肉(主に義手・義足の人工筋肉)に電流を流すことによる肉体活性、またデータバンクから瞬時に戦闘知識を引き出す。
              『COOL』実行中でも性能はあまり変わらず。

C3.『COOL』……体内にあるCOOL本体の稼働率を80%ほどにする項目(普段は20%以下)
            100%にできなくもないが、すぐに熱で脳がやられてしまうため少し抑えている。
            80%でも熱で影響が出るが10分程度なら内蔵冷却装置で何とかやっていける。

C4.『鉄槌』……複合項目。『対遠距離射撃・砲撃』『軍格闘術』を組み合わせ、義手または義足に電流を奔らせる。
           『COOL』実行中のみ可。
           高電圧のため使用後はボロボロになるが、威力は絶大。レールガンの真似事もできる。

C5.『神罰』……??????????

C6.『徴収』……??????????



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川 ゚ -゚)狼は赤頭巾を想っているようです
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>>183が唐突過ぎて吹いた

VIPPERな名無しさん:2007/09/13(木) 16:49:56 | URL | [編集]

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